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きょうのことば 「主イエスの御名」

日曜日はインマヌエル盛岡キリスト教会(℡019-646-2924)の講壇で語られる説教の要旨をおつたえしています。20137月14 日の國光勝美牧師の説教です。日常さまざまなことを考えるうえでも、何らかの参考になればと願っております。

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【聖書引証】ヨハネ伝141314
13 またわたしは、あなたがたがわたしの名によって求めることは何でも、それをしましょう。父が子によって栄光をお受けになるためです。
14 あなたがたが、わたしの名によって何かをわたしに求めるなら、わたしはそれをしましょう。

【説教】 聖書の中から、大いなる祝福を得た人を見ますと、自らを直視し、くだかれ、ありのままのすがたで神の御前に出ています。放蕩息子もそうでした。これが、人生を180度転換させる方法です。神様は、このような人たちを、想像をはるかに超えた祝福をもって迎えてくださいます。秋に、私たちは、特別な集会を計画していますが、今からこのような心備えをし、祈りをお捧げしてゆきたいと思っております。

 きょうは、「主イエスの御名」という視点からお話しいたします。

 みなさんは名刺をお持ちですか? 数年前、A姉が「お父さんとお母さんに名刺をプレゼントするから書き込みたい事項を知らせてほしい」といってきました。その頃、さまざまな印刷技法を紹介するイベントがあり、それに触発されてのことのようでした。型ではなく空押加工というのがあるから、是非それで作ってあげたいとのことでした。私は、この教会で使っている魚のマークを入れてくれるように頼み、印刷屋さんで引き受けてくれる最低の枚数でよいと付け加えました。出来上がったものを見、頼んでほんとうに良かったと思いました。けっこう使う機会があり、好評をいただいております。ひろ子先生のほうは使う機会が滅多にないので、ほとんどそのまま保管してあるようです。

 さて、もしイエス様が名刺を作られるとしたら、いったいどのようなものになるのでしょう。考えてみました。表書きは。

ヨハネ316

救い主・イエス

(インマヌエル)

 どうでしょうか。イエスさまは「わたしはこういう者ですが」といって渡して下さるかもしれません。それでは、裏書きはどうでしょう。

またわたしは、

あなたがたがわたしの名によって求めることは

何でも、それをしましょう。

父が子によって栄光をお受けになるためです。

(ヨハネ1413

霊的な意味で、実際この通りです。私たちは、イエスさまからこのような名刺を貰い、名刺入れに入れている。しかし、これをどれだけ活用しているでしょうか。この名刺を持っていることをもっと意識してほしいのです。

 

まだまだ裏書きはあります。

あなたがたが、わたしの名によって

何かをわたしに求めるなら、

わたしはそれをしましょう。

(ヨハネ1414

これを使っていますか。

あなたがたがわたしを選んだのではありません。

わたしがあなたがたを選び、

あなたがたを任命したのです。

それは、あなたがたが行って実を結び、

そのあなた がたの実が残るためであり、

また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものは何でも、

父があなたがたにお与えになるためです。

(ヨハネ1516

譬えとして話すこともいいですが、ほんとうにこの名刺を作って、みなさんにお配りしようかと思います。

その日には、あなたがたはもはや、わたしに何も尋ねません。

まことに、まことに、あなたがたに告げます。

あなたがたが父に求めることは何でも、

父は、わたしの名によって

それをあなたがたにお与えになります。

(ヨハネ1623

困ったときには、どうかこの名刺を裏返して読んでいただきたい。

 

どうしたらこれを手に入れることができるでしょう。それには、イエス様の贖いを信じて新生することです。神の国に生まれ変わり、転入届が神の国に受理されていなければならない。新生した人には、確かに自分は神の子となっているという聖霊の頷きがあります。イエス様の名刺は、こういう人たちに与えられています。

 

さあ、これを何回使いましたか。ひろ子先生はどうもA姉が作ってくれた名刺をあまり使う機会がなかったようですが。みなさんがいま持っているイエス様の名刺が、まだたくさん残っているとすれば、これはもったいないですね。使いきっても、また与えられます。この名刺の価値をみなさん知っているでしょうか。用いないのは価値がよくわかっていないのです。また、これをどんな目的のために使うべきでしょう。神様のためですか、自己満足のためですか。自分の事業がうまくいくためですか。

 

このイエス様の名によって祈るとき、私利私欲ではなく、神の栄光のため、奉仕のためである場合には大胆に祈ることができます。私たちは、常に、使用目的を注意深く確かめなければなりません。自分の事業のためだとしても、この事業によって神様の栄光があらわれるようにと願っているでしょうか。吟味しましょう。このようにして使うならば、使う者が成長いたします。

 

最後に、「メルキデゼク的大祭司」をご紹介します。ヘブル7245をご覧ください。

24 しかし、キリストは永遠に存在されるのであって、変わることのない祭司の務めを持っておられます。25 したがって、ご自分によって神に近づく人々を、完全に救うことがおできになります。キリストはいつも生きていて、彼らのために、とりなしをしておられるからです。

 ユダヤ人のおきてによれば、大祭司はアブラハムの血を引くアロンの子孫が務めることになっています。しかし、アブラハムは、アロンの血筋ではない唐突に現れたメルキデゼクという不思議な人物から祝福を受けたことが聖書に書かれています。実は、このメルキデゼクがイエス様なのです。イエス様は、過去と未来永劫を通じておられるお方です。クリスマスに人の形をとって地上に生まれてくださる以前からすでに存在しておられ、そして今も存在しておられます。そして私たちのために、大祭司としてとりなしをしてくださっているのです。

 

 私たちには、メルキデゼクの押印のある名刺があるのです。他の名刺にはない力ある名刺を持っている。この名刺は私たちの心の中に押されているものです。もういちど、ヨハネ1413141415161623を読んでみましょう。そして、この名刺を離さずにしっかりと握っていましょう。

 

※ICレコーダーから起しておりますが、文面にするうえで、編集を加えさせていただいております。文責:中ぶんな

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