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われを咎むな

 本棚にある詩集を開くと、こんな詩があった。まじめに聖書を読んでいない頃に買ったものだったろうか。
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 作者不明となっている。これは高い所に立って、イエスを受け入れない人々を非難しているのではないように思う。むしろ心を注ぎだしてどんな艱難にも耐えて最期まで福音をつたえたのだろう。そしてキリストの嘆きを深く悲しんでいる。「われ、なんじらを責むとも、われを咎むな」。もう究極までわたしは尽くすことのできるすべてを尽くしたのだ、わたしはすべてをおもんぱかり今もおもんぱかっている。だからわたしを咎めだてするのは真理に照らしてそぐわないのだと響いてくる。作者は人々の反応をすべて言いつくすことができるほどに生涯イエスのために労したに違いない。

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