緑の中で

　　　　　　　アマリリス、ピコティの蕾

　きょうは、樹木が爽やかな生命力を拡散させるに程良い風が一日中吹いた。緑の木陰に避難させたアマリリスのピコティの蕾。アマリリスの中では遅い開花となる。木立の中にいて差し込む光を仰ぎながら、樹上が、木陰が風に揺れるさまを飽かずに眺めるときが、私には、いちばん贅沢ですばらしいひとときである。



もの寂しいヒバの木に掛けたシンプルなハンギングバスケット。



葡萄棚を見上げると、緑を貫く細く明るくさざめく弦の光。