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アジサイのたより

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 中学のときの友だちからの絵ハガキ。いつもは季節が変わるごとに、だいじょうぶ忘れてないからね、とでもいうように写真やカードを添付したメールが届くのだが、今回は、たまには絵葉書にしてみました、と文面にあった。横浜に住んでいる。彼女にはいくつもの負い目がある。本来ならこちらから挨拶するべきなのだが、そろそろ書こうと思っていると、なぜか向こうから届いてしまうのだ。もっとも桜といい、アジサイといい花は向こうがみな先に開花する。こちらが先行できるチャンスといえば、紅葉しました、初雪が降りました、の便りのはずが、なぜかこれも彼女が先を制した。人生においても然り。便りの“先制”はともかく、今私は、彼女がすべての面で私に先んじ上回っていることを嬉しく思っている。
       

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