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きょうのことば 『恵による変貌』

日曜日はインマヌエル盛岡キリスト教会(℡019-646-2924)の講壇で語られる説教の要旨をおつたえしています。20136 16日の國光勝美牧師の説教です。日常さまざまなことを考えるうえでも、何らかの参考になればと願っております。

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【聖書引証】ピレモン書125

4 私は、祈りのうちにあなたのことを覚え、いつも私の神に感謝しています。
5 それは、主イエスに対してあなたが抱いている信仰と、すべての聖徒に対するあなたの愛とについて聞いているからです。
6 私たちの間でキリストのためになされているすべての良い行いをよく知ることによって、あなたの信仰の交わりが生きて働くものとなりますように。
7 私はあなたの愛から多くの喜びと慰めとを受けました。それは、聖徒たちの心が、兄弟よ、あなたによって力づけられたからです。
8 私は、あなたのなすべきことを、キリストにあって少しもはばからず命じることができるのですが、こういうわけですから、
9 むしろ愛によって、あなたにお願いしたいと思います。年老いて、今はまたキリスト・イエスの囚人となっている私パウロが、
10 獄中で生んだわが子オネシモのことを、あなたにお願いしたいのです。
11 彼は、前にはあなたにとって役に立たない者でしたが、今は、あなたにとっても私にとっても、役に立つ者となっています。
12 そのオネシモを、あなたのもとに送り返します。彼は私の心そのものです。
13 私は、彼を私のところにとどめておき、福音のために獄中にいる間、あなたに代わって私のために仕えてもらいたいとも考えましたが、
14 あなたの同意なしには何一つすまいと思いました。それは、あなたがしてくれる親切は強制されてではなく、自発的でなければいけないからです。
15 彼がしばらくの間あなたから離されたのは、たぶん、あなたが彼を永久に取り戻すためであったのでしょう。
16 もはや奴隷としてではなく、奴隷以上の者、すなわち、愛する兄弟としてです。特に私にとってそうですが、あなたにとってはなおさらのこと、肉においても主にあっても、そうではありませんか。
17 ですから、もしあなたが私を親しい友と思うなら、私を迎えるように彼を迎えてやってください。
18 もし彼があなたに対して損害をかけたか、負債を負っているのでしたら、その請求は私にしてください。
19 この手紙は私パウロの自筆です。私がそれを支払います。あなたが今のようになれたのもまた、私によるのですが、そのことについては何も言いません。
20 そうです。兄弟よ。私は、主にあって、あなたから益を受けたいのです。私の心をキリストにあって、元気づけてください
21 私はあなたの従順を確信して、あなたにこの手紙を書きました。私の言う以上のことをしてくださるあなたであると、知っているからです。

(1~3節、2225節は割愛しました)

【説教】(冒頭の挨拶に相当する部分は割愛いたします)

イエスさまのお救いに与った私たちは一体何を期待されているのでしょうか。神様からの語りかけをしっかりと受け止めたあのツィンツェンドルフのような人物を、聖書の中から学びたく願い、きょうは、ピレモン書をお開きしております。

これはパウロがローマの獄中でしたためて、コロサイにいるピレモンに送った手紙です。ピレモンはパウロによって信仰に導かれました。ピレモンは人生が変えられ、多くの霊的な祝福に恵まれます。ですからパウロはピレモンにとって、謂わば大恩人であります。

それでは、ピレモンとオネシモはどういう間柄なのでしょう。ローマは奴隷制度で成り立っておりましたが、オネシモはピレモンに仕える奴隷でした。しかしオネシモは、主人のお金を持ち逃げしてしまう。彼が決して悪辣だったとは思えません。たぶん何とか一旗揚げたかったのかもしれない。都会であるローマに出てはみたものの、多くの若者たちがそうであるように彼もまた挫折し、遂には牢にまで入る羽目になったのでしょう。

 いきさつはともかく、オネシモは獄中でパウロに出会うのです。そしてパウロを身近にしながらパウロの価値観、在り方、生き方が自分とはまったく違うことに気付き、主イエスへの信仰に導かれます。そして、獄中でパウロに忠実に仕えました。パウロはオネシモに、悔い改めを説き、ピレモンから奪った金を返すように諭します。そして、もういちどピレモンのもとに帰るように勧めます。パウロがピレモン書を書くことになった背景はこのようでした。

パウロは、手紙で、オネシモがピレモンに何とか受け入れてもらえるようにとりなしています。パウロは自分に免じてオネシモを受け入れて欲しいと頼み込んでいます。

 オネシモは主人の金を着服して逃亡した人物です。私たちも、わがままで神様のもとから逃亡してはいませんか。神様からせっかくすばらしい賜物を受けながら、それを無駄に浪費してはいませんか。しかし、オネシモはパウロのもとで悔い改め変貌を遂げました。10節で、パウロは「わが子オネシモ」と彼を呼び、11節では「彼は、前にはあなたにとって役に立たない者でしたが、今は、あなたにとっても私にとっても、役に立つ者となっています」とオネシモを評価しています。

たとえあなたが以前に神のもとから逃亡した者であったとしても、オネシモのように悔い改め、真実に償いの心を持ち、恵に生き、神の願うところを行うならば、神様は「今は、あなたにとっても私にとっても、役に立つ者となっています」と評価してくださるのではないでしょうか。

1314節で、パウロは、オネシモを自分のもとにおいて仕えさせたいが、ピレモンの許可をえるべきだろうといっています。パウロは強制することもできるのですが、自発的にしてくれることを望んでいます。そして、もし私を親しいと思うならオネシモを受け入れてほしい、もしオネシモに負債があるなら、その負債は私が支払うと言っています。

どうでしょう、イエス様は私たちの負債をご自分の命をもって支払ってくださいました。そのことのゆえに私たちは神様に受け入れられています。オネシモとは「有益な」という意味です。私たちもどうか主のために有益なものとならせていただきましょう。

※説教は読みやすくするために、短く編集させていただいております。文責:中ぶんな

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