もう一つの会津城物語 守部喜雅(もりべよしまさ) 『新島八重と会津の女たち』ー「百万人の福音」に連載中ー
NHK大河ドラマ『八重の桜』、ご覧になっている方も多いかと思う。主人公は新島八重。『百万人の福音』では、いま、この新島八重を 『新島八重と会津の女たち』と題して、守部喜雅が連載しています。今号で第九回です。守部喜雅(もりべよしまさ)氏 プロフィール. 1940 年、中国上海市生まれ。
今号の特集は「原発」でしたが、胸を抉られた記事がありました。
原発の被爆労働を繰り返された年配の男性の証言です。
「ノルマを果たすため、放射線バッジやアラームを着けることもできず働かされ、蒸し暑さでマスクを外し、ゴーグルも外すしかない過酷さ。さらにピンハネされても文句を言えない状況で、まさに使い捨てのボロぞうきんのようにして働かされます。孫請け、ひ孫請けなどまだいいほうで、六次請け、七次請けなどもザラ。どのくらい被爆したかがわからず、病気になるかもしれないという恐怖が付きまとう。もしガンになっても、因果関係が証明されないからと、労災が下りることはまずない。大小の事故やトラブルが起きたときは、もっと過酷になる。それらの被爆はよほどのことがない限り電力社員たちが浴びることはなく、保険も何の保障もない者たちに押しつけられている。」(日本福音ルーテル総合教会内藤新吾牧師による聞き書き)
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