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冬至・カボチャ

 きょう買い物に行った先で、以前この近所に住んでおられたGさんにばったり出会った。カボチャの話題となり、私はまたもや、ことし我が家で収穫したカボチャ3個の話しを持ちだしてしまった。重さはどれも3キロ代。ここのところ毎日食べている。カボチャ栽培の専門的なことはわからないが、このカボチャは私にとっては驚異的だった。いつかもこのブログに書いたのだが、カボチャを台にしてつくったゴーヤの苗を買って植えたはずだった。それが1週間ほど経って見ると、カボチャに変身していたのだ。人はゴーヤとしてつくった筈のところ、カボチャの性質を選択して生長を始めてしまったというべきかもしれない。つるの伸び方がゴーヤの特徴を示し、10センチ大の大きな花をつけた5センチ大の球状のちっちゃなカボチャが、ざっと見たところでも30個はできていたと思う。恐らくは隠れたところにもあったろう。この多くが、この大きさの段階でしなびたようになり、たった3つだけが大きく育った。とにかく庭もせましと縦横無尽に庭いっぱいに跋扈するという景観を呈した。これまでにカボチャのつるはいくつも何度も見たが、これほどにすごいのは初めてだった。
 Gさんが、「種をもらいに行きます」と仰ったところで、私は、はっとした。切ったときに、中は見事な、芸術的なまでに奥行きを感じさせる空洞となっていた。種はあったかしらん。種の形が記憶にないのだ。家に帰ってから、4分の1切り取ったばかりのカボチャの空洞を見ると、全体の大きさの割には小さく薄っぺらな種が、確かにできている。しかし直感的に、来年この種を植えたとしても、これと同じ実はならない、そう思った。よく見かけるごく平凡なカボチャになるか、或いは、実にまではならないだろう、そんな気がする。Gさんにこの種を提供し、自分も植えてみて、この直感が当たっているかどうか、来年試してみたい。
 姫踊子草に白い花が咲いたとき、私は新種ではないかと思い、わくわくしながら調べてみると、突然変異によって稀に咲くことがあるとわかった。そのとき、私は写真だけを撮って、その周りを保護しなかった。こういうことは一回きり、どこかでそう思っているところがある。しかし、このカボチャは試してみようかと思う。

 人がゴーヤをつくろうと、カボチャの性質のよいところを折衷しようとしたところ、それは思惑に反してゴーヤではなくカボチャになってしまった。そしてそのカボチャは隆々として立派だった。この成り行きが何とも面白い。

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