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きょうのことば 『山にて示されし式様』ー教団創立記念講壇ー

 日曜日は、インマヌエル盛岡キリスト教会(℡019-646-2924) 國光勝美牧師の要約をお伝えしています。きょうは2012年10月21日の説教です。

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説教題  『山にて示されし式様』ー教団創立記念講壇ー
聖書引証 出エジプト25:40

40 よく注意して、あなたが山で示される型どおりに作れ。


 きょうは教団創立記念講壇の日です。そこで出エジプト記からのおことばを掲げさせていただきました。
 教団の創立者蔦田二雄牧師が、インマヌエル綜合伝道団の成りたちに及んだ代表的な説教を集約したものに、『山にて示されたひな形』があります。
 インマヌエルは、遡りますと、英国国教会のジョン・ウェスレーに辿りつき、メソジスト派、ホーリネス派の流れを汲んでいます。1890年、英国国教会の司祭で、貴族出身のバークレー・バックストンが来日、島根県松江市で宣教を始めました。これがインマヌエルの源流となるのですが、バックストンの霊的、人格的な影響は大きく、今日の日本の福音派の流れで、この恩沢を受けていないところはありません。
 バックストンの大きな影響を受けた人物に中田重治がいます。ホーリネス教会の原点となりました。アメリカでいうキャンプミーティング、日本でいう林間聖会のような大規模な集会で、第二の転機、即ちきよめを受けた人々が、それぞれの教会においてよい業に励むよう導くという大変すばらしい福音の働きをしました。
 中田監督は転機というものに重きを置きましたが、バックストンの場合は転機というよりも、その継続的なあり方、成長に比重を置いていました。
 中田監督とコンビを組むようにしていたのが笹尾鉄三郎です。蔦田二雄師は、笹尾師と直接交わりを持つ機会がなかったことを非常に残念に思っていたようです。
 またホーリネス系、或いは、福音派、きよめ派に大きな影響を与えた人物としては、米田豊、一宮政吉、菅野鋭、小原十三司、車田秋次がおり、聖書学院の5教授といわれています。

 非常に祝福を受け絶頂期にあったホーリネス教会は、見解の違いから分裂してしまいます。蔦田二雄師は、教会のなすべき真理は、イエス・キリストの十字架による贖いと、イエス・キリストの十字架によるきよめであり、これこそが聖書の主張であるという見解を堅持しました。
 戦時中に、多くのホーリネス系の教会が、まるで狙い撃ちに遭うがごとくに弾圧され、殉教にまで至ったことについて、蔦田師は、「髪の毛一本落ちるのも神の許しがなければ落ちない。その神がなぜこのようなことをお許しになったのか。それはホーリネス分裂のとき、互いが感情的に発したことば、また態度は、凡そキリストの福音に仕えるもののさまではない。キリストの御名を辱める有様、これは悔い改めねばならない。キリストはそのことを、私たちに鉄槌として与えられたのではないか」と摂理的なものとして理解しておられます。

 蔦田二雄はシンガポールの歯科医の家に生まれ、両親ともにクリスチャンでした。学齢期には岡山県のt尋常小学校、そして、中学は東京のカトリック系に進み、国際連盟で活躍したいとロンドン大学に進学。卒業間際に、神の召命を確信し、国連ではなく神の大使となる決意をシンガポールの父に手紙を書いている。父の返事は、「Obey God」、神に従え、でした。蔦田師は即刻帰国、中田重治のもとでホーリネスに身を置きました。

 蔦田は戦時中、弾圧で獄中に囚われの身となりました。これは何も蔦田特有の出来ごとではありません。私たちが真実に神に仕えているときには、やはりさまざまな試みを通ります。一本の髪の毛さえも神の許しなしには落ちない、だからこそ、その試みには必ず意味がある。その試みの時に、どういうあり方、あつかわれ方、神の前にどのように出るかによって、神さまが私たちに教えたく願っておられる、鍛えたく願っておられることがある。これを真剣に考えるときに必ずそこには勝利が与えられることを信じます。

 いにしえ、神さまは、モーセに、神を礼拝する幕屋、律法を納める契約の箱の設計図を与えてくださいました。彼は、よく注意して神に示されたその通りにこれを作りました。その結果が、出エジプト記40:16、25、32

16 モーセはそのようにした。すべて主が彼に命じられたとおりを行った。
25 そうして彼は主のともしび皿を上げた。主がモーセに命じられたとおりである。
32 会見の天幕に入るとき、または、祭壇に近づくとき、彼らはいつも洗った。主がモーセに命じられたとおりである。

34 そのとき、雲は会見の天幕をおおい、主の栄光が幕屋に満ちた。
モーセはその設計図通りに作っていきました。

 蔦田師への獄中における神からの語りかけ、それは聖書の聖、即ち「きよめ」。「きよめ」は漢字で「聖め」と書きますけれども。それから宣教。これは使徒の働き1:8に、「 しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」とあります。

 聖と宣。

 私たちはきよめの恵の中に生きることができるし、生きなければならない。そして、それは宣教に実践されていかねばならない。山にて示されしひな形、それはメソジスト的監督政体として、自給、自治、自育、自展、つまり、インマヌエルの群れは、決してどこかのミッションから多額の援助があってできている教団ではない。むしろ、自分たちが開拓し、そしてキリストの福音によって救われた人たちが恵に感じて捧げた捧げものによって教会は自立していくし、教団もそのような教会によって成り立っていき、そして献身者も自らの手で育てるのが群れの基本です。主が捧げさせてくださり、主が養ってくださる。それがインマヌエルの群れの原点であるということを覚えることであります。

※割愛した部分も多くございます。疑問点は忌憚なくご指摘ください。文責:中ぶんな

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