被災地めぐり
きょうはこの自治会の女性部の被災地巡りに参加。
釜石、山田、宮古を訪れたことはありますが、大槌は初めてでした。ガイドさんの説明では、平成22年の国勢調査時で大槌の人口15000人だったのが、亡くなられた方800人、行方不明の方々500人ということでした。
大槌町役場に立ち寄り被災状況説明を受けましたが、マスメディアで流された多くの証言の方々の説明、証言が生々しくよみがえりました。
大槌町の海の景観は美しく、3・11の悲劇があったことが信じられない思いです。3枚目の写真の山際には寺があったといいます。本堂などは流され、傾斜地の墓地が残っていますが、ここに多くの方々が逃れたことは、すでに報じられたとおりでした。
きょうの海は青く、空に白いくもが沈黙しているのですが、その空もまた明るく青く、地には土台だけを残したところどころにコスモスが咲き、空き地にはセイタカアワダチソウの黄色い花が咲いている。しかし悲しみ、無念の想いが消えない方々のうえに時間はあまりにゆっくりと流れている。きょう乗ったマイクロバスにも、津波で娘さんを亡くした方が乗っていたのです。
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コメント
maruseiさま
大槌は漁協組合が破産したり、集団移転せざるを得ない状況であったり、がれきの広域処理も今月からのようで、前途多難。どこもそうでしょうけれども、住んでいる方々の重荷の大きさがのっちりと感じられたことでした。しかし湾は緑に囲まれほんとうにきれいでしたね。
町には工事関係の方々が点在する姿、そして大型観光バス1台、私たち17人が乗ったマイクロバス1台、沿岸道路を通過してゆく車輛、地元の通行人の方ひとりを見かけただけでした。
買い物をしても一部の飲食店と産直だけに売上金がもたらされるに過ぎないなと感じました。
マスコミが離れないでくれること、また何ができるのかを考えてゆかなければならないのだと思わせられました。
投稿: 中ぶんな | 2012年10月12日 (金) 10時47分
お疲れ様でした。
津波で娘さんを亡くされた方が、どんな思いで参加し、
海を見たのかと思うと、
胸が苦しくなります。
大槌の復興は、まだまだのように見受けられます・・・
写真で見るのと実際に見るのでは、全く違うのでしょうね。
投稿: marusei | 2012年10月11日 (木) 22時44分