きょうのことば『よき業に励もう』
日曜日は、インマヌエル盛岡キリスト教会(℡019-646-2924)國光勝美牧師の説教をおつたえしています。きょうは2012年9 月9日の説教です。
↑http://vimeo.com/7644084 (テヌエク病院50周年の記念ビデオ)
説教題 『よき業に励もう』
聖書引証 ピリピ書4章1~9節
1 そういうわけですから、私の愛し慕う兄弟たち、私の喜び、冠よ。どうか、このように主にあってしっかりと立ってください。私の愛する人たち。
2 ユウオデヤに勧め、スントケに勧めます。あなたがたは、主にあって一致してください。
3 ほんとうに、真の協力者よ。あなたにも頼みます。彼女たちを助けてやってください。この人たちは、いのちの書に名のしるされているクレメンスや、そのほかの私の同労者たちとともに、福音を広めることで私に協力して戦ったのです。
4 いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。
5 あなたがたの寛容な心を、すべての人に知らせなさい。主は近いのです。
6 何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。
7 そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。
8 最後に、兄弟たち。すべての真実なこと、すべての誉れあること、すべての正しいこと、すべての清いこと、すべての愛すべきこと、すべての評判の良いこと、そのほか徳と言われること、称賛に値することがあるならば、そのようなことに心を留めなさい。
9 あなたがたが私から学び、受け、聞き、また見たことを実行しなさい。そうすれば、平和の神があなたがたとともにいてくださいます。
【説教】
きょう引証しますピリピ書は、パウロがローマの獄中で、ピリピの教会に宛てて書いた手紙です。ピリピは当時ローマ帝国の植民都市でした。そしてパウロが神の導きによってエーゲ海を渡りマケドニヤ即ちヨーロッパに渡ってできた最初のキリスト教会です。パウロを受け入れたルデヤという婦人、そしてその家族が救われたことが教会の始まりでした。
パウロは、占いの霊に憑かれた女を助けたことで、この地には受け入れ難い風習を広めて人々を混乱させているとしてムチで打たれ軟禁されてしまいます。このとき、ピリピ教会は、捧げものと、パウロの世話役としてエパフロデトを派遣しました。パウロは、ピリピ教会に何とか手紙で感謝の想いを伝えようとしたのがこのピリピ書です。
ピリピ教会を構成していたのは、決して恵まれた階層の人々ではありませんでしたが、神によって心が備えられ救いに与った人たちでした。パウロの苦境を知り、何とか助けたいと代表でエパフロデトを送ったのです。
ピリピ2:25~にはエパフロデトがどんなに身を粉にしてパウロに仕えたかが書かれています。
25 しかし、私の兄弟、同労者、戦友、またあなたがたの使者として私の窮乏のときに仕えてくれた人エパフロデトは、あなたがたのところに送らねばならないと思っています。
26 彼は、あなたがたすべてを慕い求めており、また、自分の病気のことがあなたがたに伝わったことを気にしているからです。
27 ほんとうに、彼は死ぬほどの病気にかかりましたが、神は彼をあわれんでくださいました。彼ばかりでなく私をもあわれんで、私にとって悲しみに悲しみが重なることのないようにしてくださいました。
28 そこで、私は大急ぎで彼を送ります。あなたがたが彼に再び会って喜び、私も心配が少なくなるためです。
29 ですから、喜びにあふれて、主にあって、彼を迎えてください。また、彼のような人々には尊敬を払いなさい。
30 なぜなら、彼は、キリストの仕事のため、いのちの危険を冒して死ぬばかりになったからです。彼は私に対して、あなたがたが私に仕えることのできなかった分を果たそうとしたのです。
エパフロデトは熱心のあまり、死ぬほどの病気に罹ったのです。そこでピリピの教会に戻ってもらうから彼を喜んで迎えるようにとパウロはいっています。
そしてさらに、この手紙にはピリピへの感謝が溢れています。
ピリピ2:1515 ピリピの人たち。あなたがたも知っているとおり、私が福音を宣べ伝え始めたころ、マケドニヤを離れて行ったときには、私の働きのために、物をやり取りしてくれた教会は、あなたがたのほかには一つもありませんでした。
私たちがこのピリピの教会から学ぶのは、愛の業、愛に満ちている教会であることです。パウロはテサロニケなどいくつもの教会を開拓しましたが、パウロに愛の業をもっていちばん支援してくれたのは、ピリピの教会でした。パウロはいいます。
17 私は贈り物を求めているのではありません。私のほしいのは、あなたがたの収支を償わせて余りある霊的祝福なのです。
18 私は、すべての物を受けて、満ちあふれています。エパフロデトからあなたがたに贈り物を受けたので、満ち足りています。それは香ばしいかおりであって、神が喜んで受けてくださる供え物です。
私たちはいま、ケニヤのテヌウェック病院を支援するために、バザーを開こうとしております。先々週にはギデオンに、今週はテヌウェックのために、そして来週は謝恩日聖日となっております。
決して大きな教会ではありません。しかし愛のよき業に励みましょう。
ピリピ4:1が心に通っています。
1 そういうわけですから、私の愛し慕う兄弟たち、私の喜び、冠よ。どうか、このように主にあってしっかりと立ってください。私の愛する人たち。
2 ユウオデヤに勧め、スントケに勧めます。あなたがたは、主にあって一致してください。
3 ほんとうに、真の協力者よ。あなたにも頼みます。彼女たちを助けてやってください。この人たちは、いのちの書に名のしるされているクレメンスや、そのほかの私の同労者たちとともに、福音を広めることで私に協力して戦ったのです。
一致してください。どうか主にあって一つ心に一致協力しよき業に励みましょう。私たちは十字架の贖いの恵によって、天に名まえがしるされている者たちです。とするなら、主の御用のために、より一層はたらかせていただこうではありませんか。
ここでインマヌエル綜合伝道団からテヌウェック病院に医療宣教師として派遣されている蔦田就子宣教師の世界宣教局への報告を御紹介いたします。
7月1日は日曜日。
国境近くのガリッサにあるAIC教会とカトリック教会に手榴弾が投げ込まれ、死傷者が出たというニュースが入りました。その後の報告で、当地の教会員が恐
れずにいつものように礼拝を慕って集まっていた事、地域の教会が攻撃された教会に集まって交流会を持っていた事が報告され、福音の持つ力を見せて頂き逆に
こちらが励まされました。
翌2日、定時で
帰って早めに原稿を書こうと思っていた矢先、「酸素ボンベ無い?」と看護師が駆け込んで来ました。何事、と思う間に十代の女の子が運ばれて回復室で救命救
急処置、一時脈が戻りましたが脳死宣言。同時に運び込まれ手術を受けた女性も亡くなり、病院に運ばれた七人のうち五人の死亡確認、二人は重体。翌日にかけ
て集まられたご親族に確認して頂いて所持品が無く仮の番号で呼ばれていた方々に名前が付き、書類作成、司法解剖や転院の手続きなどに走り回る事となりまし
た。常の事も別のスタッフによって果たされた事、ご遺族への説明などに訓練を受けたチャプレンがあたって下さり、ご遺族にも頼りにされていた事、10歳前
後の犠牲者が多く悲しみの深い中、ご遺族が何度か「この病院でして頂いた事に感謝しています」と口にされた事等の感謝もありました。
週末はアメリカか
らの講師を迎えて女性大会。幸いなメッセージを頂きました。飛び入りの証で、クリスチャン家庭に育ち、偶像崇拝の濃い家庭と地域に嫁ぎ、ぶたれながら信仰
を守り、子供たちも導き、長男の成人式を教会でするように出来、「まだ信仰止めないのか」と聞きながらご主人が成人式に出席、と証され「もう主人は私の事
をぶたなくなりました。私は主人が大好きです」とニコニコと御証される姿に日本のクリスチャン女性の姿が重なり涙を禁じえませんでした。
急遽ナイロビに行く事になった道中も守られ、車の不具合で数日滞在延長となった事で一息つけ、中古の部品で不具合も直り感謝でした。
他方、先日報告した同じスタッフが同じ問題で報告され、挑戦を感じた月でもありました。
祷告課題
(1)病院スタッフの霊的成長の為に
(2)病院の働きを通して福音が広がるように
(3)天候や交通の安全と治安の為に(大統領選挙は来年の三月に延期になりました)
※40分の説教を約半分に編集しております。文責:中ぶんな
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