世知辛さに通気口
鈴木孝幸選手が150㍍個人メドレーで銅メダル。最初の背泳ぎは8位で折り返し、平泳ぎで6位、そして最後の自由形を泳ぎ切り、2分40秒24のタイムで銅メダル獲得!! 最下位からの追い上げだった。
円盤投げの大井利江選手の試合は、たしか6日のはずだ。
世の中は厳しいニュースが蔓延。故井上ひさしは、悲しい苦しいはなしはいくらでもあって容易く出てくるが、おもしろいはなしは考えださないとないといっていたのを思い出す。オリンピックの放送があるあいだ、高校野球があるあいだは、世の中が賑やかで明るい。躍動感がある。しかし終わった途端にどこかしょぼんとしてしまう。スポーツは創り出したはなしではない。不断の努力によって鍛え上げたものだ。その頂点に立った人たちの戦いに、自らの内なる闘争心を投影させるがゆえに白熱するかにも見える。4年に一度でも、或いは年に何回か、こういった賑々しさもなければ、或いは、平板な日常が不安であるか、退屈であるか、つまらないかであるのかもしれない。
月曜日はゆっくり休みたいと思っている。疲れ気味のときには、やはり目線が下向きになり、気がつくとネガティブになっていることがままある。そんなときには、スポーツ、イベントばかりではなく、音楽も有効だ。
今晩は、佐渡裕と辻井伸行が肩を組んだ写真が収まっているCD、ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』を聴いている。最初の1音に凝った神経が緩んだ。自分をじゃがいもにたとえるなら、きょうはこのじゃがいもにゆっくりと熱が加えられて、しずかにしずかにやわらかくなっていく。音が温かな蒸気のようにぬくい。
クラッシックとじゃがいも、私は真顔で、また幾分愉快に思いながら、きょうはほんとうにそう感じている。
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