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音楽の旅300年に渡って~チェロとピアノの調べ~ーエドウィン・モンニンガー(チェロ)・モンニンガー鎌田礼子(ピアノ)ーを聴く

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チェロ:エドウィン・モンニンガー
  楽器は、松本伸氏製作によるチェロ
ピアノ:モンニンガー鎌田礼子


【プログラム】
Ludwig van Beethoven
ヘンデル「ユダ・マカベウス」の「見よ勇者は帰る」の主題による
  12の変奏曲 ト長調 WoO45
David Popper
ハンガリー狂詩曲 Op.65 
Sergei Rachmaninov
ヴォカリーズOp.34 Nr.14
Johannes Brahms
ピアノとチェロのためのソナタ ヘ長調 Op.99
ーアンコールー
Felix Mendelssohn
無言歌より


エドウィン・モニンガー氏については、2001年から1年間、奨学生として桐朋学園オーケストラアカデミーに留学し、また2005年4月ドイツ国立マンハイム音楽大学修了。現在SAPオーケストラ団員。教会オルガニストとしても活躍。
モニンガー鎌田礼子氏は盛岡市出身。1997年山形大学音楽文化コース入学。2005年マンハイム音楽大学修了。伴奏者として活躍。両氏ともにマンハイムは最高点で修了。
デュオとして2003年第1回ヒュベリオン国際室内楽コンクール(ローマ)入選。
2005年第11回ピネローロ国際室内楽コンクールセミファイナリスト。
2005年ヴァル・ティドーネ国際室内楽コンクール第4位。

 今回のコンサートは松本伸氏製作のチェロが演奏されるということで、いつもなら、奏者が曲をどのように弾くかというところを傾聴するのだが、果たしてこの楽器がどのような音を響かせるかというところに神経を使ってしまった。音楽を楽しむというところからは外れた怪しからぬ聴衆だったかもしれない。
 弦楽器というと、いまだに1600年代1700年代にある。この時代のクレモナですべては出尽くした、そういった思いこみがある。
 多くはCD、DVDに頼っている。しかし、倍音といったものを余すところなく聞き取ろうとするならば、こういった音盤には限界があるのではないか、いま行われているミキシングもどこまで本来の音に近づくことができるのか、或いはまずい音を或る程度デフォルメしてしまうこともできるのかもしれない。しかし弦楽器が本来持っている音色のそのままに与ろうとすれば、やはり生演奏ということになる。名器というものを確かめようとストラディバリウスサミットコンサートに駆け付けたことがある。ヴィオラとヴァイオリンの五重奏だった。輝かしい音色であると思った。
 今回はチェロ。それもイーハトーブ岩手県で製作されたチェロだ。チェロ奏法は村井正一先生を調べている関係で、わかろうとわかるまいと読んでみようと、弾いてみようと、ではないのが甚だ情けないのだが、読まなければならないと思っているが、もっと多角的なというか、多くの奏法による、多くの曲の演奏を聴いてみたい気がした。しかしきょうの限られた演奏時間内でこれだけ聴かせていただいたことは感謝だった。
 帰りの車の中で主人に「どうだった?」と訊くと「よかったよ」と実感のこもる返事が返ってきた。演奏も楽器もということだった。チェロの外観も美しい。岩手にこのような楽器が存在するのだ。
 久方ぶりにセロの評論などを捲ってみた。

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