きょうのことば 『賛美の力』―「MAY。。。」特集 その2
左から、ピアノの木下真樹子姉妹、ソプラノの西谷葉子姉妹、メゾソプラノの石鍋敦子姉妹
【メゾソプラノの石鍋敦子姉妹のお話】(写真)―8日(日)午後の集会でー
先ほどバイブルキャンプに時々参加していたとお話ししましたけれども、小さい頃から私はキャンプやさまざまなイベント、バーベキューや運動会が大好きな活発なこどもでした。中学生のころは友だちとの遊びに夢中でひどい成績をとることもよくありました。でもそんなことはまったく気にもせずに友だちと会うのが楽しみで学校が大好き。天真爛漫ではありましたが、しかし、自分が大嫌い、自分の存在自体が恥ずかしくいつも下を向いていた時期がありました。その辛い時期を乗り越えて私の心に起きた大きな変化をお話させていただきたいと思います。
私は音楽大学で歌を学ぶ中で、思うように歌えないもどかしさと劣等感でいつも悩むようになりました。人からどのように見られているか気になって、人前で歌うのが恥ずかしい、見ないでほしいという日々が続きました。そしていつも学校の中を小さくなって下を向いて歩いている、そんな時期がありました。ひどいときには、学校からの帰り道、家の近所の交差点に来るといつもここで事故に遭えばあした歌わなくても済むと思うほど悩んでいた時期がありました。因みにその頃の口癖は消えちゃいたいということばでした。そんな悩みの中でほんとうに信頼していた友人に裏切られるということが起りました。そのときに、歌は下手だし、そして大切にしていた友人には裏切られるし、私には何にもないと心から自分自身に絶望しました。そんな中で、体調を崩して10キロぐらい痩せました。精神的にも体力的にもどうしたらいいか分らなくなった私は思いあまって歌の先生に相談しました。その先生はクリスチャンでした。そしてある聖書のことばを教えてくださいました。
「私の目にはあなたは高価で尊い。私はあなたを愛している。」
そして神様はそのままのあなたを一人子を十字架につけるほどに愛してくださっているのよと、涙を流しながらお話ししてくださいました。自分でもこんな自分を愛することができないのに、こんな私を愛してくださっている方がいる。私にとってこれ以上嬉しいことはありませんでした。そして、こんな私を愛していると言ってくださる神様のことをもっと知りたい、その大きな愛の中で生きていきたいと思って5年半前に西谷さんと一緒にイエスさまを自分の救い主として受け入れる決心をしました。自分のことが大嫌いな私でしたけれども、神様に愛されている、その安心感の中でありのままの自分を受け入れることが少しずつですけれども、受け入れることができるようになりました。そして、苦痛でしかなかった歌の学びが、いまこうして神様を賞めたたえるように変えられたのです。勿論神様を知ってからも、次つぎにつらいことや苦しいことが出てきます。そして時には、どうしてですかと涙を流しながら神様に尋ねることもあります。でもそんなとき、さっき歌った足跡の歌詞にもありますけれども、私を背負って、そしてそばにいて、いちばん誰よりも心配してくださる神様がいることを思い出します。そしてそのとき、悲しくて悲しくて泣いていたその涙が、ほんとうに神様ありがとうございますという感謝の涙に変えられるのを心から感じることができます。いまも生きてわたしのことを誰よりも心配してくださり愛してくださっている神様とその神様が教えた聖書のみことばを信じてこれからも希望をもって歩んでいきたいとおもいます。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「お人形のアリア」。西谷姉妹がすっかりお人形になりきってくださって、会場を一巡り、お一人お一人と握手してくださいましたよ。いたずらな「ニ匹のねこ」もとっても愉快でした。最後は東北希望の祭典のときに、デービッド・松本先生が被災地を回られたときに、被災された方々にお会いしたときに作詞された「ふるさと」を全員で歌いました。
♪イエスの愛はいまでも
私を日々引きあげ
心のきずをやさしく癒す
永遠(とわ)のいのち主の愛
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