きょうのことば 『賛美の力』―ベラカの谷の勝利―
日曜日にはインマヌエル盛岡キリスト教会(℡019-646-2924)國光勝美牧師の説教を書かせていただいております。2012年7月8日(日)のきょうは、昨日7日に引き続き「MAY。。。」さんをお迎えしての集会でした。感動でした。
以下に掲載するのは,2012年7月1日の説教です。
説教題『賛美の力』―ベラカの谷の勝利―
聖書引証 第二歴代20章14~23節
14 ときに、主の霊が集団の中で、アサフ族の出のレビ人ヤハジエルの上に臨んだ。彼はマタヌヤの子エイエルの子ベナヤの子ゼカリヤの子である。
15 彼は言った。「ユダのすべての人々とエルサレムの住民およびヨシャパテ王よ。よく聞きなさい。主はあなたがたに仰せられます。『あなたがたはこのおびただしい大軍のゆえに恐れてはならない。気落ちしてはならない。この戦いはあなたがたの戦いではなく、神の戦いであるから。
16 あす、彼らのところに攻め下れ。見よ。彼らはツィツの上り道から上って来る。あなたがたはエルエルの荒野の前の谷のはずれで、彼らに会う。
18 それで、ヨシャパテは地にひれ伏した。ユダのすべての人々とエルサレムの住民も主の前にひれ伏して主を礼拝し、
19 ケハテ族、コラ族のレビ人たちが立ち上がり、大声を張り上げてイスラエルの神、主を賛美した。
20 こうして、彼らは翌朝早く、テコアの荒野へ出陣した。出陣のとき、ヨシャパテは立ち上がって言った。「ユダおよびエルサレムの住人よ。私の言うことを聞きなさい。あなたがたの神、主を信じ、忠誠を示しなさい。その預言者を信じ、勝利を得なさい。」
21 それから、彼は民と相談し、主に向かって歌う者たち、聖なる飾り物を着けて賛美する者たちを任命した。彼らが武装した者の前に出て行って、こう歌うためであった。「主に感謝せよ。その恵みはとこしえまで。」
22 彼らが喜びの声、賛美の声をあげ始めたとき、主は伏兵を設けて、ユダに攻めて来たアモン人、モアブ人、セイル山の人々を襲わせたので、彼らは打ち負かされた。
23 アモン人とモアブ人はセイル山の住民に立ち向かい、これを聖絶し、根絶やしにしたが、セイルの住民を全滅させると、互いに力を出して滅ぼし合った。
【説教】
先週の29日金曜日には、マリオス小ホールで、日本聖書協会主催によるジョン・チャヌ氏のすばらしいヴァイオリン演奏会がありました。こんどは、7月7、8日と、この教会で、MAY。。。さんのコンサート集会をもつわけですが、ジョン・チャヌ氏のコンサートから、何かそのための励ましをいただいたように思います。パイプオルガンも備えたマリオス小ホールに比べて、この教会は小さいですけれども、MAY。。。さん方は、プロフィールからも、仮にマリオスを会場にしたとしても十分な音楽の力をお持ちです。それでも入場料は無料。「汝の口を広くあけよ」と仰る神さまへの期待が心に満ちてまいります。どうか一人でも多くの方々に、この集会をご案内いただきたく願っております。
この一ヶ月は賛美の力というものを心に留めてまいりました。きょうお話するのは第二歴代誌からです。この時代はBC874年頃でヨシャパテという王の時代です。イスラエルが北王朝イスラエルと南王朝ユダに分裂したことは前に申しました。ユダの国は、このヨシャパテのときに、敵対する周囲の三つの国が同盟を結び大挙して攻め込んでくるというピンチに陥りました。第二歴代誌20章1、節をご覧ください。
1 この後、モアブ人とアモン人、および彼らに合流したアモン人の一部が、ヨシャパテと戦おうとして攻めて来た。2 そこで、人々は来て、ヨシャパテに告げて言った。「海の向こうのアラムからおびただしい大軍があなたに向かって攻めて来ました。早くも、彼らはハツァルォン・タマル、すなわちエン・ゲディに来ています。」
これはヨシャパテが統治していたユダの国の首都エルサレムのもう目と鼻の先に敵の大軍が押し寄せ絶体絶命に追い込まれた場面です。20:3には
3 ヨシャパテは恐れて、ただひたすら主に求め、ユダ全国に断食を布告した。
国中が心一つとなって断食し神の憐れみを請うたのです。
12…私たちに立ち向かって来たこのおびただしい大軍に当たる力は、私たちにはありません。私たちとしては、どうすればよいかわかりません。ただ、あなたに私たちの目を注ぐのみです。」
13 ユダの人々は全員主の前に立っていた。彼らの幼子たち、妻たち、子どもたちも共にいた。
この大きな危機をまえに、ヨシャパテと幼子にいたるまでの国中の者たちが、ひたすら神に求め祈っている姿がここにあります。
福音を宣証しようとするとき、往々にしてこのような心境に陥ることがあります。この世の勢力があまりに強く、個人の力の何と乏しいことか。
このときに14節から見ると、アサフ族出身のレビ人ヤハジエルに預言者のように神さまの霊が臨みます。そして彼は神さまからのメッセージを力強く述べました。
15 「ユダのすべての人々とエルサレムの住民およびヨシャパテ王よ。よく聞きなさい。主はあなたがたに仰せられます。『あなたがたはこのおびただしい大軍のゆえに恐れてはならない。気落ちしてはならない。この戦いはあなたがたの戦いではなく、神の戦いであるから。16 あす、彼らのところに攻め下れ。見よ。彼らはツィツの上り道から上って来る。あなたがたはエルエルの荒野の前の谷のはずれで、彼らに会う。17 この戦いではあなたがたが戦うのではない。しっかり立って動かずにいよ。あなたがたとともにいる主の救いを見よ。ユダおよびエルサレムよ。恐れてはならない。気落ちしてはならない。あす、彼らに向かって出陣せよ。主はあなたがたとともにいる。』」
この17節のおことばは何と示唆に富んでいるでしょうか。「この戦いではあなたがたが戦うのではない。しっかり立って動かずにいよ。あなたがたとともにいる主の救いを見よ」というのです。
私たちとともにおられる神はこのような神であることに心を留めたいと思います。
さて、神に戦っていただくためには、私たちはどうしたらいいのでしょうか。いまMAY。。。さんの集会を持とうとしておりますが、この戦いは私たちの戦いではなく、神さまのものであることを確認したいと思います。これは、神さまの戦い、抜き身の剣をさげてヨシュアの前に出でておられる主御自身の戦いなのです。主御自身が、「わたしは主の軍の将軍である。今、着いたところだ」と仰って、乗り出し戦ってくださるのです。アーメンです。
それから2番目、神さまは人間の弱さを用いて戦ってくださるということです。ヨシャパテは、敵の軍勢には到底太刀打ちができないことを知っていました。弱いことを自覚していた。これは、神さまが、弱い者を通して御栄光をお取りくださるための備えではないでしょうか。小さなこの教会の働きです。しかし、だからこそ、神さまはこの弱い小さな者を通して栄光を現わしてくださる。
それから3番目に肝要なことは、この教会の強勢拡大のためではなく、人の評価を得る為にでもなく、ただ神の御想いであるところの滅びゆく魂の救いのために祈ることです。御意に適った祈りをするなら、主は必ず聴いてくださる。これこそが、私たちの神に対する確信です。そして日々神に祈ることです。祈りのない行為は神を蔑ろにすることです。祈らずに何かができると思うのは、それは傲慢です。弱いからこそ、神の御栄光を拝するために、日々神の前に祈る者でありたく思います。
20…ヨシャパテは立ち上がって言った。「ユダおよびエルサレムの住人よ。私の言うことを聞きなさい。あなたがたの神、主を信じ、忠誠を示しなさい。その預言者を信じ、勝利を得なさい。」21 それから、彼は民と相談し、主に向かって歌う者たち、聖なる飾り物を着けて賛美する者たちを任命した。彼らが武装した者の前に出て行って、こう歌うためであった。「主に感謝せよ。その恵みはとこしえまで。」
賛美する者たちは武装した者たちの前に出ていって賛美したのです。そして22節
22 彼らが喜びの声、賛美の声をあげ始めたとき、主は伏兵を設けて、ユダに攻めて来たアモン人、モアブ人、セイル山の人々を襲わせたので、彼らは打ち負かされた。
一ヶ月、賛美というものに心を向けてまいりました。賛美歌は神さまに共鳴する。神の力と共振する。その証しがこれであるように思います。どうか、MAY。。。さんの2日間に亘る集会が、福音を覆い、暗黒の力が牛耳っているこの今に、突破する、打ち破る2日間となりますように。
24、25、26節を見ますと、
24 ユダが荒野に面した物見の塔に上ってその大軍のほうを見渡すと、なんと、死体が野にころがっている。のがれた者はひとりもない。
25 ヨシャパテとその民が分捕りをしに行くと、その所に、武具、死体、高価な器具を数多く見つけたので、これを負いきれないほど、はぎ取って、自分のものとした。あまりにも多かったので、彼らはその分捕りに三日かかった。
26 四日目に、彼らはベラカの谷に集まり、その所で主をほめたたえた。それゆえ、人々はその所の名をベラカの谷と呼んだ。今日もそうである。
明らかに、戦ったのは神でした。ヨシャパテの軍は、戦わずして分捕りに3日もかかったという。これがベラカの谷の勝利であります。
最後に26、27節をお読みいたしましょう。
26 四日目に、彼らはベラカの谷に集まり、その所で主をほめたたえた。それゆえ、人々はその所の名をベラカの谷と呼んだ。今日もそうである。
27 それから、ユダとエルサレムの人々はひとり残らず、ヨシャパテを先頭にして、喜びのうちにエルサレムに凱旋した。主が彼らに、その敵のことについて喜びを与えられたからである。
※プロジェクターで使用された絵画、資料などは割愛、また読みやすさを考慮し、説教を約半分に編集させていただいております。文責:中ぶんな
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