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おかあさんコーラス「コールファンタジー」で『ええと』を聴く

  庭の草取りもきょうは見て見ぬふり。できるだけゆったりと過ごした1日だった。10時就寝を目ざしパソコンの前に座す。鳴るのは指揮、チェンバロ:トレヴァー・ピノックのブランデンブルク協奏曲。

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 日曜日の昼頃に岩手県民会館に駆け付け、第35回全日本おかあさんコーラスを聴いた。受付でプログラムを受け取り、42団体出演しているのには驚いた。全日本の東北支部大会である。
 目的は山形県の「コールファンタジー」。岩手県からは「ななしぐれ」が出場していたようだ。「ななしぐれ」の時間帯には私は教会の礼拝に出席していた。また岩手勢では「アンサンブル・ガリーナ」、「コールTonan」、「コーラスグループ琥珀エコー」。なぜ山形を聴きに? それは、高橋直子先生率いる「コールファンタジー」の2曲目『ええと』の作曲者がうにさんだったからだ。うに、こと作曲者木島由美子。作詞は茨城のり子。館内にいたのは、この曲を聴くためだけの20分間ほどだったかと思う。できれば最後まで聴きたかったのだが…当分は自重、自重。うにさんの曲『ええと』は、明るく元気のでる曲だった。
 私は作曲はできない。音符の10個くらいは並べることはできても、それ以上のことはできない。自分の心に通ったまったく新しい音楽を、誰かが楽器で、どこかの合唱団で演奏してくれるのを聴くことが出来たならどんなに素晴らしいだろうかと、作品の一曲も持たないというのに夢のように考えたことがある。作曲家はこれを実現できた人々なのだ。
 いまバッハを聴いているが、バッハにしても、自分の曲が奏者にどのように演奏されるかには全神経を逆立てたろう。楽譜を用いて演奏する、当たり前のことだが、音も人の感性に授けられ、音符によって形を定められ、それが楽器や声をとおして届けられることの妙を思う。

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コメント

本当にお忙しいなかご来場頂き、心から御礼申し上げます。聴いて頂けたこと、とてもとても嬉しいです。

譜面に書き付けられた同じ音楽でも、演奏者によってそれぞれ取り出す「音楽」は千差万別です。それを聴きたくて譜面書きをしています。そうでなかったら、録音されたものを聴くのと同じですから。
その日そのときのその演奏者が、何を考え何を感じ何を表現するのか、とても楽しみなんです。作曲者にしか味わえない楽しみだと思います。そのひとそのものを聴いているわけなので…。

譜面と多少違う表現であっても、音楽の肝心なところを外してさえなければ私は構わないと思っています。音楽として返して下さればそれで充分です。今回の合唱団のように、心から楽しんで下さるのであれば、もう作曲者冥利に尽きるというものです。

書いているのは確かに音符なんですが、書きたいのは音楽です。
文字もそうですよね。確かに文字を書いているのですが、書きたいものがあるかどうか、ですよね。
その辺りをとことん突き詰めて行きたいと思います。

毎回暖かいお言葉をかけてくださり、ありがとうございます。


投稿: うに・木島由美子 | 2012年6月12日 (火) 17時31分

このように応答いただきまして嬉しく思います。
自称「沿道の旗振り」は事実であり、音楽知識があるとは言い難いのですが、うにさんのぶろぐ、コンサート評、作曲者と奏者の関わりのようす、楽器の特質への柔軟と思われる対応、作曲者の心の動き(すこし失礼かもしれませんが)、日頃の暮し等々トータルに、しかもさまざまな面から音楽が引き出されてくるところを読ませていただき感謝しております。
よく、作曲者の目の黒いうちは演奏者とてうかつには弾けまいと思ったものですが、作曲者によって許容度は異なるもののようですね。
いま自分のほんとうに書きたいものが何なのか焦点があいまいになっており、仰るとおり、そこをじっくりと煮詰めるべきなのかと思います。うにさんが突き詰めたところにもたらされるであろう音楽を楽しみといたします。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

投稿: 中ぶんな | 2012年6月13日 (水) 07時26分

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