勝て! 輝け!!
ブルーベリーの花
きのうアクセス数がこのブログとしては急激に増えていた。滅多にテレビを見ることはないのだが、昨夜は舘野泉さんがNHKのクローズアップ現代に出演。舘野さんのピアノ演奏を私はまだ聴いたことがなかった。片手だけで果たして音楽たりうる音楽を奏することができるのか。わからなかった。しかしこの番組で演奏を聴き、芯のとおった説得力があると思った。片手で弾き始めて長いあいだ、これは音楽ではないという大変な葛藤があったようだ。しかしついに舘野さんは、音楽といえる音楽を演奏できる境地に至る。何とかみなの前で弾きたい、コンサートをしたいという一念を実現させたのだ。
私はここでTVを消すつもりだった。ところが次ぎに映し出されたのが「パラリンピックへの挑戦」で水泳の鈴木孝幸選手だった。北京パラリンピックで金メダル獲得。このとき私はこのブログに鈴木選手を書いている。アクセス数上昇は鈴木選手に検索が入ったからだった。すごい選手だなと思った記憶が戻った。あれから4年。光陰矢のごとし。北京以降自己記録が伸び悩んだようだ。トレーナーと一緒になって使っていない筋肉の猛トレーニングの今だ。彼ははっきりと言った。「勝ちたい」「輝きたい」。
みなが「勝ちたい、輝きたい」、誰もの胸のうちにあるこの熾烈な願望を思うときに涙さえ滲む。ここのところ久しく忘れていたが、自分にしても、そうあろうともがいた一時期もあった。もがいた時にはさしたる成果もなく、淡々と歩めそうな今は体力の限界を感じる事が多い。今は「勝とう」というよりも「無理をせずに何か一つをのこしたい」というささやかな望みに変わってしまっている。
どこまでも勝とうとするならば、どんなに歯がゆかろう、苦しかろう、辛かろう。
凄まじいまでの努力だ。その万分の一の努力もできなかった自分だ。何としても勝って欲しい、輝いて欲しい。
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