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第41回盛岡芸術祭管弦楽部門「春のコンサート」 ーシンフォニエッタ・盛岡ーを聴く

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【プログラム】

1 WAモーツァルト オペラ「皇帝ティヌートの慈悲」序曲 2 WAモーツァルト 交響曲弟5番変ロ長調K22 3 Gフォーレ 劇付随音楽「マスクとベルガマスク」より抜粋 4 ~Growing of Koji~佐藤宏治編曲集 ウィーンの森の物語/シバの女王/涙のトッカータ/小雨降る径/岩手の歌メドレー(星めぐりの歌/南部牛追い歌/外山節/チャグチャグ馬コ/北上夜曲/岩手県民の歌)

きょうはシンフォニエッタ・盛岡の『第6回春のコンサート』でした。賢治のまねをしたつもりはありませんが、最近はもっぱら裏の畑の土おこしに明け暮れ、たまに空気がどこか物足りなく感じられるときにCDを聴くといった暮しをしていたために、主人とともにでんでん虫バスでマリオスに駆け付け、小ホールに入ったときには齟齬を感じたほどでした。どこか感覚が鈍っているような感じがしながら、弟1部の出だしの管楽器がこれでいいのかなと迷ううちに曲は進み次第に会場に慣れるうちにプログラム2番のWAモーツァルトの交響曲第5番第2楽章アンダンテ。張り巡らされた樹木のような神経系を感じながら聴いておりました。畑村代表の挨拶の中に、「モーツァルトに関しては、弦パートはビブラートを用いない“ピリオド奏法”を採用してきました」と知り、これまでこの違いを意識しないでこの曲を聴いてきたことに気づきました。ある意味、指揮者によって、演奏される時代によって如何様にも独自の解釈を散りばめることができるところを、当時の演奏様式にならっての演奏を心がけているという。
 3番のGフォーレは初挑戦だという。劇付随音楽『マスクとベルガマスク』からの抜粋。2のパストラールの特徴的な音色、4のガボットでの管の響き、5のパヴァーヌには共鳴するものがあった。解説によると一応フォーレが74歳のときに作曲したとされているが、その大部分は過去に作曲されたものの改作だという。74歳で芸術の創造、夢のような話である。

 第2部、プログラムの4番『岩手の歌メドレー』、これは佐藤公治さんの今年の書き下ろし新譜であった。

 今回は成田浩先生が佐藤公治さんにインタヴューといったちょっとした対談があった。成田先生は佐藤さんの大学の恩師で佐藤さんは英語を教わっていた。佐藤さんの専攻は作曲。そこで成田先生が佐藤さんにシュトラウスの「ウィーンの森の物語」の録音から楽譜を起こして欲しいと頼みこんだという。これが1992年、付き合いの始めだったようだ。きょうはこれがピアノトリオで演奏された。演奏を聴きながら、私は、大正の昔にあった仁王トリオを重ねていた。下総晥一(ピアノ)、梅村保(セロ)、原彬(ヴァイオリン)だった。また、この成田先生は、やはり大正にあった盛岡の弦楽四重奏団太田カルテットのメンバーの一人である赤沢長五郎(ヴァイオリン)の弟子である。太田カルテットのメンバーから直接に学んだのはもう成田先生お一人となってしまった。
 話は逸れたが、佐藤さんが『岩手の歌メドレー』を編曲するにあたっては、できるだけ原曲には遠い仕上がりを目指したという。演奏時間は15分くらいだが編曲には2、300時間をかけ、3ヶ月に亘って取り組まれている。

 盛んな拍手と会場からの「アンコール!」の声に応えて1曲目はシュトラウスの『ピチカート・ポルカ』、2曲目は『ラデッキー行進曲』。大いに手拍子をし楽しんで第6回春のコンサートは終演となった。

【演奏メンバー】

指揮:櫻和幸  ヴァイオリン:相川直子/及川由香利/大森久仁/北川貞之/熊谷友見子/鈴木道子/高橋文二/武田浩/中村邦子/姫野千世子/宮野ゆかり☆/及川靖子♪/佐藤敦子♪  ヴィオラ:小原学/佐藤俊樹/橋本剛行/中安貴子♪  セロ:安保尊/佐々木松子/畑村保裕/松尾真理/民部田里美  コントラバス:高橋友佳子/寺山貫大  フルート:佐々木宏/細川佳代子  オーボエ:今野朋恵/佐藤光彦  クラリネット:堀江淳/森亜矢子  ファゴット:佐藤雅宏/西舘ゆかり  ホルン:畑澤巧/小林杜子♪  トランペット:中台雅之♪渡辺則之♪  パーカッション:袴田万里奈♪

☆コンサートミストレス♪エキストラ

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