きょうのことば『復活された主イエス』ーイースター講壇ー
先週はイースターでした。1週間遅れではありますが、きょうその説教をお伝えいたします。
2012年4月8日インマヌエル盛岡キリスト教会(℡019-646-2924)國光勝美牧師の説教です。
説教題『復活された主イエス』ーイースター講壇ー
聖書引証 ルカ伝24:1~12
1 週の初めの日の明け方早く、女たちは、準備しておいた香料を持って墓に着いた。
2 見ると、石が墓からわきにころがしてあった。
3 入って見ると、主イエスのからだはなかった。
4 そのため女たちが途方にくれていると、見よ、まばゆいばかりの衣を着たふたりの人が、女たちの近くに来た。
5 恐ろしくなって、地面に顔を伏せていると、その人たちはこう言った。「あなたがたは、なぜ生きている方を死人の中で捜すのですか。
6 ここにはおられません。よみがえられたのです。まだガリラヤにおられたころ、お話になったことを思い出しなさい。
7 人の子は必ず罪人らの手に引き渡され、十字架につけられ、三日目によみがえらなければならない、と言われたでしょう。」
8 女たちはイエスのみことばを思い出した。
9 そして、墓から戻って、十一弟子とそのほかの人たち全部に、一部始終を報告した。
10 この女たちは、マグダラのマリヤとヨハンナとヤコブの母マリヤとであった。彼女たちといっしょにいたほかの女たちも、このことを使徒たちに話した。
11 ところが使徒たちにはこの話はたわごとと思われたので、彼らは女たちを信用しなかった。
12 〔しかしペテロは、立ち上がると走って墓へ行き、かがんでのぞき込んだところ、亜麻布だけがあった。それで、この出来事に驚いて家に帰った。〕
先週は強風が吹き荒れ降雪にも見舞われましたが、今日は晴天にも恵まれ、ようやく春らしい中でイースターを迎えるときが来たなと思うことでございます。
この礼拝が終わりましたら、午後に有志の方々と、かつてともに信仰生活を送った方々のお墓に参ります。何カ所かございますが、穴口の墓地、私どもの教会の墓地であります松園公園墓地、新庄墓園の順に多くの方々とともに行くことができたなら嬉しく思います。
それではきょうはルカ伝24章から、復活された主イエスさまのお話をさせていただきます。
1、神さまからのお知らせ
先ずこれが神さまからのお知らせであったことに心を向けましよう。
5 恐ろしくなって、地面に顔を伏せていると、その人たちはこう言った。「あなたがたは、なぜ生きている方を死人の中で捜すのですか。
6 ここにはおられません。よみがえられたのです。
復活は人間の作り話ではなく神さまからのメッセージです。私たちはお墓に行きます。数年前に「千の風になって」という歌がヒットしました。これはアメリカのインディアンが歌っていた詩を荒井満が訳詩・作曲したものです。慰めになります。しかし復活はそれとは違います。このイエスさまの復活が私たちにとってどんな意味があるのか。
スペースシャトルが何回も発射されました。打ち上げられるロケットに飛行機の形をしたシャトルが一緒に打ち上げられる。ロケットは切り離され、シャトルが使命を果たしてまた地上に帰ってくる、あの場面を思い起こしながら、私たちもシャトルのようだと思います。イエスさまがよみがえる。「ここにはおられません。よみがえられたのです」とございます。そこに私たちはシャトルのように信仰をもって結び合わされている。だからこそイエスさまの復活がいまの私たちの大きな励ましとなり約束となり保障となっているのです。
2、神のご計画
6…まだガリラヤにおられたころ、お話になったことを思い出しなさい。
7 人の子は必ず罪人らの手に引き渡され、十字架につけられ、三日目によみがえらなければならない、と言われたでしょう。」
これは神さまの強い意志、或いは確かなご計画の中になされている。謂わんとするところは、これが単なる成り行きで起ったことではない。これはむしろ綿密に企画され、そして遂行されている中でイエス・キリストの復活が為されている。「よみがえらなければならない」。神さまのいとなみに偶然はないはずです。私たちは今日の午後に墓園を回ろうとしておりますが、すでに天に帰られた方々、そしてそこを回ろうとしている私たちも偶然の結果としてここにいるのではない。神さまの深いご摂理の中に、ご計画の中にいま私たちはこのように集められて主の復活、イースターを喜んでいる。このことを併せて思うことでございます。
3、みことばの保障
6 ここにはおられません。よみがえられたのです。まだガリラヤにおられたころ、お話になったことを思い出しなさい。
7 人の子は必ず罪人らの手に引き渡され、十字架につけられ、三日目によみがえらなければならない、と言われたでしょう。」
8 女たちはイエスのみことばを思い出した。
「イエスのおことばを思い出した。」
「お話になったことを思い出しなさい。」
「そして女達はイエスのおことばを思い出した。」
同じくルカ24:45~48
45 そこで、イエスは、聖書を悟らせるために彼らの心を開いて、
46 こう言われた。「次のように書いてあります。キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、
47 その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、エルサレムから始まってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる。
48 あなたがたは、これらのことの証人です。
「あなたがたはこれらのことの証人です」。このおことばが、私たちが復活を信じるいちばんの土台になっています。聖書にはこのように記されていることを私たちはしっかりと握りましょう。それによって福音が人々にのべ伝えられていくのです。どうか確かにみことばにつながった信仰生活を送らせていただきたいものです。そしてそれが福音のはじまりであります。
※この他に、プロジェクターを用いて天に召された方々のお墓の墓碑銘、故人の紹介、或いは地図、写真の解説がなされておりますが、割愛してございます。一、二枚目の写真はインマヌエル盛岡キリスト教会の墓地、三枚目の写真はひろ子牧師のフラワーアレンジメントです。きょうは午後から墓参があるために短いメッセージでした。文責:中ぶんな
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