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文集『葡萄樹』ー特集・私と讃美歌ー2012(平成24)年4月インマヌエル盛岡キリスト教会刊行

 インマヌエル盛岡キリスト教会では毎年一回、文集『葡萄樹』を発行しています。今回は「特集・私と讃美歌」と題し、2012(平成24)年4月に刊行されました。企画、編集、装幀は國光牧師夫妻です。

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 私は、自分が癒される讃美歌として『アメイジング・グレイス』を取上げました。

 「東北・希望の祭典」の中で新垣勉さんが歌われたアメイジング・グレイスは神の御前にもすばらしい捧げものであり三日間の入場者11、000人余の聴衆にとっても徹頭徹尾そのまま受け入れられた讃美であったと思う。新垣さんのタラントの大きさを得心したひと時でもあった。
 またこの曲のもつ霊妙さを想う。これまで幾度か書いたこともあるが、この曲が聞こえるところは何処でも、たとえそれが駅のホームであれ、バスの中で迂闊に鳴った携帯の着信メロディーであれ、売り出しのデパートの雑踏の中で聞こえたそれであれ、流れる場所の空気が一変するのだ。懐かしさ、温かさに心が癒される。まして神への讃美として教会の兄弟姉妹方によって歌われるアメイジング・グレイスに心洗われるのは当然のことである。
 朝は爽やかであるという方々もあるが、必ずしもそうではない場合もある。時としてマイナスな想いが脳内に押し寄せ、或いはそれに苦しめられることもある。これは良からぬ司どもが、精神、脳内が解放されている明け方という間隙を狙って忍び込んでくるのかとも思われる。しかし、そのような時に、御聖霊さまが、まるでそれを救うかのように、このアメイジング・グレイスを脳内に流してくださることがある。そして靄が晴れるのだ。


アメージング・グレース
何と美しい響きであろうか
私のような者までも救ってくださる
道を踏み外しさまよっていた私を
神は救い上げてくださり
今まで見えなかった神の恵みを
今は見出すことができる


 この曲、この歌詞こそは、神がご自分の愛と恵とを誰にでも理屈なしにわかるように、人類に、このような私にもお与えくださった不思議な魂の曲であると思う。

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