いわてフィルハーモニー with 川畠成道ー チャリティーコンサート2012 ーを聴く
きょうは朝から一日忙しかったこともあり、時計が18時を回る頃には、たぶん今夜のコンサートは半分以上居眠りになるなと思った。ところが演奏が始まってみると、やはりこのオケがプロとしての歩みをしているということで、山形交響楽団や金沢交響楽団をも思い出しながら聴くこととなり眠るどころではなかった。約50人編成。指揮者寺崎巖(いわてフィル代表)さんが被災地に於いてはいよいよ音楽が必要とされる段階にあると音楽復興支援への協力を呼びかけた。岩手のプロオーケストラとしては唯一。山響のようにでもなく、金沢のようにでもなく、これは勿論この二つのオケの素晴らしさを知っていて言うことなのだが、それはそれとして岩手ならではの特徴を備えたどこにもない岩手にしかない日本でただ一つのオーケストラであって欲しいと思う。
メンデルスゾーン 序曲ハ長調、モーツァルト ディベルティメント。私はこのディベルティメントからを好ましく聴いた。休憩が入り、続いてメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。ヴァイオリニストは川畠成道さん。このヴァイオリンはすばらしかった。音の窓から奏者の持っている芸術世界の美しさが見えた。アンコールはバッハのガボット、さくらさくら。このさくらもありとあらゆる咲くさま散りゆくさまが眼前に見えるようなのだ。最後のアンコール、バッハのG線上のアリアを勿論いわてフィルとのコラボで演奏してくれた。このときのオケがとても良かった。エルガー行進曲「威風堂々」は文字通り威風堂々たる演奏。「新日本紀行のテーマ」では、日本風土を表してくれている楽器に新鮮さを覚えた。改めて冨田勲さんのさりげないようでいて懐かしさと広がりをくれる作曲の素晴らしさを思わせられた。同行した夫はこの曲がいちばん良かったと言っている。
協賛は中央ろうきん。協力は東北ろうきん、岩手県文化振興基金(東日本大震災大津波復興支援事業)。盛岡南高校の生徒さんたちが募金箱を持って階段に並び協力していた。その人数の多さ、募金箱の数の多さも初めて目にする光景であった。
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