いまもって癒えぬ悲しみ
きょうから3月。といってもブログを書くのは大抵はあと数時間で一日が終わろうとするときなのだが。
去年の今時期はもう生涯忘れることができないことばかりだ。9日舅が掛り付けのN内科にいたとき、昼前だったが宮城県沖震度4という地震があった。舅はこの内科の医師のお世話で入院先を紹介してもらい午後3時にはそちらに入院となった。このときの地震があの11日の大地震の予兆であったのだ。大地震直後入院先の新しいこの病院のエレベーターの上の壁には亀裂が入っていた。看護師さん達が患者を一ヶ所に集めて守ってくれたという。そのあと一旦退院した舅は10日間自宅療養ののち吐血、救急車で入院。それは治癒したのだが余病が併発し5月10日に他界している。自宅にいるあいだは主人と共に介護に当たった。一人の力では動かすことができなかった。自宅にいるあいだにいきなり大きな揺れが来た場合にはどのようにして迅速に移動させたらよいか方法を考えたものだった。
この大震災で多くの命が失われた中で、93歳の命を何とか取り留めようとしていた。たとえ110歳であろうと本人には生きる権利があるからだ。しかし5月になって舅は旅だっていった。家庭的なことをいえばこのような事態だったが、沿岸の惨状は酷いものだった。そして原発は心底恐ろしかった。
家族を亡くした方々の心は今以て決して癒えてはいない。涙が底をつかないのです。気晴らしで一時意識から遠ざけているように見えるときでも、大きな悲しみの傷口は心の底でばっくりと口を開けているのです。
実は「東北・希望の祭典」も、このような中におられる方々の心の魂の救済を願って企画されました。本会場は仙台のグランディ・21セキスイハイムスーパーアリーナ
これが東北の7ヶ所でライブ中継(内丸教会の地図はこちらから入れます)されます。盛岡会場は日本基督教団内丸教会 (019-622-6688)です。
ライブ中継の方は3月3(土)、4(日)の2日間 会場午後3時。開演午後4時~です。
おでかけください!! ご参加ください!!
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