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雑感ー首都直下型地震「4年以内に70パーセント」は撤回か

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 きょうはするりと時がすり抜けていったような一日だった。洗濯をし三食をつくる、これはもう常識で特筆するにはあたらないだろう。昼頃までは明るい日差しが屋内にさしこみ和んで過ごすことができた。たまにお茶に呼んでくださる方が玄関先にいらしたので、どうぞどうぞと強いて入っていただき、コーヒーをご一緒した。彼女が、いつか「明るさもご馳走のうち」と言っていたのを思い出し、閉まっていた障子戸を開けて日差しを取りこむ。ちょうど彼女が腰掛けたソファの一角が照らされた。
 昼は今年になって初めてのパン食。コンソメスープを溶かし、溶き卵を流し、いただいたばかりの生わかめをたっぷりと入れる。茶色の生わかめがきれいな緑色に様変わり。新鮮な気分を貰う瞬間だ。沿岸にあるご実家は昨年津波をすんでのところで免れたという。あと一月と2日で一年。早いものだ。

 さて午後からは一仕事とつらつらと思ううちに、首都直下型地震「4年以内に70パーセント」、が撤回されたことやら何やらが浮かび、あの情報源は東大だったけ、一旦書いてしまっている。また書き直さなくちゃ、やれやれ。しかしそれが70から30になったとしても、確率はどのほどであろうが、何れ来そうであるところが恐ろしい。

 しているうちに環境を憂いて眼がすっかり嶮しくなった北上山地のイヌワシのワッシワッシと威嚇する翼の音も聞こえたような気がし、この威嚇にすぐさますくみ上がって反応するのにも一抹の不安を覚えつつ、しかし確かにこれも書くはずだったのが、いつのまにやらかき消えてしまっていた項目の一つ。それで取りあえずはILCの成り行き、これも3回ばかり新聞で読みながらも、まだまだ岩手に遡上したとは言い難いとコピーも取らないでしまった。数千万という調査費をかけてあっさりと脊振に持ちゆかれた日にはいったい、それと昨年の震災、何よりも原発の放射能汚染がどの範囲にまで……加速器ばかりではなく研究者、関連スタッフの住環境の問題と何か懸念材料ばかりが去来。しかしあるウェブページには、なかなか決まらないのは政治がらみがあるから、脊振の場合には建設予定トンネルの長さ30㎞までが限界で、さらに研究をグレードアップするために35ないし40㎞に延長することには無理があると出ていた。それにしてもILCの環境への影響がいったいどのようであるのかは今以て分らない。大震災を潜ってみればもう何としても誘致を実現させ東北の経済活性化に繋げなければ、他に新たな産業を構築することの厳しさがあるのだろう。

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