平井邸の周ピアノ

ご覧の通り、このピアノにはS.CHEWと銘が記されています。周興華洋琴専製所、エス・チューピアノ工場製です。大正11年頃の製作と平井邸を案内くださった方から伺いました。
周興華洋琴専製所は横浜の中華街で製作され周ピアノと呼ばれているもの。音は実際に聞いておりませんが、以下に「横浜中華街その8」を写させていただきました。
「当時、ピアノは家が一軒建つほどの高価なものでしたが、周ピアノの評判は高く、音の良さと装飾の美しさに定評があり、売れ行きは好調でした。開店当時、横浜市内には10館前後の劇場がありオペラなどの公演もしばしば。ピアノの製造だけでなく、調律や修理などでも活躍したことでしょう。店は繁盛し、5年後には、堀ノ内(現・横浜市南区)に新工場を建設。若き実業家の事業は大成功をおさめます。ちなみに、同時代の国産ピアノとしては、静岡の日本楽器(現・ヤマハ/1900年~ピアノ製造)、横浜の西川ピアノ(1886~21年ピアノ製造)がありました。」
平井邸には当時の蓄音器(日本ビクター)、SPレコード(テイチク)も展示してありました。
下のレコードは長唄ですが、クラッシックの音盤などもあったようです。
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