雑感ー何か書かねば。一回書かねば。ー
眠い。とにかく眠い。
けれども何かを一回書こうとすれば。
今朝は久方ぶりに子ども会の廃品回収があり、小屋から古新聞、古雑誌、段ボール、牛乳パックを出した。中がすっきりと空洞になる。集積所から自転車の籠に乗せて、所定の場所へと向かう小学生。「ごくろうさま、感心ね」というと、「いいえ、町内会のためですから」という答が返ってきた。“町内会のため”、お母さんがそのように教えてくださったものだろう。心温まった。
庭の草むしりが追いつかない。草刈り鎌を持ち出して裏の木陰を草むしりならず、ザックザックと草刈りをする。カメムシ、アリ、ハナアブがわんと逃げ去る。そういえば、福島県は昆虫王国でもあるらしい。計測数字を睨みながら動く、目には見えない妖怪か怪物か悪鬼か、それ以上に易々とは消滅しない、1万年か1千万年か、恐ろしい時間を喰って“生きる”放射能という魔物に多くの人々は待避し、防護服に身を固めた、まるで宇宙空間にでも出かけるような恰好をした人々だけが、この危険区域を出入りし、被爆を覚悟で作業しているというのに、牛は馬は犬は、鶏は全くの無防備、悲しいばかりの“丸腰”でこの居住区、魔の居住区を徘徊し、残されたものに食らいつき、果てはエサもなく、或いは処分され、さまよい倒れてゆく。夥しい昆虫たちも放射能に汚染されて飛跳ね飛びかけている。なんという酷い光景だろう。
カエルは、ミミズは、ヘビはどうなっている?これらの小動物たちが汚染されて区域外に逃げ延びたとして、これを食する動物たちはどうなる?人が逃げ延びるだけでは済まない連鎖もあるだろう。
ここにいる虫たち、草花ももしかすれば雨に風に打たれ微量の放射能を浴びてしまっているかもしれないけれど、おまえたち、せめてここで元気にしていてね。草むしりが大変でも、除草剤には頼らないから。それだけは安心していてね。
あとは何かなかったか。……そう、5個の菊の鉢に輪のついた添え木をさしこんであげた。もう30センチ丈となり、拠り所となる、寄りかかれそうな添え木がなくて、どこか所在なげだったのが、一斉に安心したように、もうこれからははみ出さずにまっしぐらに上へ上へと伸びるだけという表情になっている。もうすこししたらまた追肥してあげますからね。
トランプは4つのマーク。あと一つを末尾にポンと置くためには、もう一つ書かなければ。さて何があったか。まさか一日暮してこれ以上何も無いなどということがあるはずがない。
そう、ジャーマンアイリスが咲き始めている。わたしはピンク色のがジャーマンアイリアスなのだと長いあいだ勘違いしていたけれど、裏庭にいま咲き出しているのもその仲間。ほんのりと甘い香りがする。ネットでお目当てのピンクを検索してみると、品切れ。品切れで良かった。これ以上増やしちゃい・け・な・い・かも。
まだある。ヘブンリーブルーのアサガオを地植えしたところ、2本が枯れるかも知れない。3本人様に差し上げてあと2本残っているが、これは予備軍として取り置いておかなければ。苗作りで100パーセントの発芽をめざすことはさほど難しいことではない。特にアサガオは。しかし根付かせるには、100パーセント根付かせることはなかなかに発芽させるほど簡単にはいきそうにもない。
トマトにも添え木。葉大根、小松菜をまだすこし早いけれど収穫し、どんどん食卓にのせる。三つ葉は至るところに芽を吹いている。これもどんどん食べよう。どんどんどんどんどんどん。
こうしてみるとまた草花のことばかり。お宅には人はいないの? と訊かれそう。はい、主人と息子がおります。主人はきょうはご法事。息子はきょうは仕事もお休み。出かけております。そして人と認定されておりますかどうか、わたしというものも一人おります。これからは、このわたしを、すこし大事にしていこうかななどと考えております。
まだまだ小姑さんが焼いてくれた美味しいクッキーも食べました。蕨のお煮しめもたべました。玄関に宗教団体の訪問がありました。認知症とおぼしき方がどうも電話番号を間違えたらしい電話がかかってきました。町内女性部のリサイクルバザーの回覧と添付紙片が届きました。近くのお店に食材を買いに行きました。あとはあとは……あとは、もうあとにしないと、社会にとってさほど有益でもないきょうのページの文字の羅列は節電に反することに。よってこれでおしまいといたします。
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