« 岩淵まことコンサート 2011/6/25(土)19:00 開演 会場:インマヌエル盛岡キリスト教会(盛岡市大館町)入場無料 | トップページ | きょうのことばー『刷新の御業を』ペンテコステ講壇  »

雅声会コンサート「心のふるさと日本のうたをたずねてその34」を聴く

Scan10047
  外国の歌曲、アリアなど日本語で歌う機会はないのかな、とはいうものの言語も音楽のうちとなればこれはなかなか、まっ仕方がない……と思っていたところ、何と、昭和54年から34年ものあいだ特に日本の歌を中心に、そしてその一部に日本語訳で外国の歌曲、アリアなどを歌い続けてきた方々がおられた。これが雅声会。きょうが34回目のコンサートでした。そしてこれもチャリティーコンサートなのでした。

きょう歌ってくださった雅声会のメンバーの方々は、(敬称略)
阿部佳代/池野桂子/萩原美智子/奧崎由樹子/駒木美和子/駒木恵/佐藤友香/田中恵子/新田順子/平野紅子/穂積佳穂子/丸岡千奈美/横山由希子/大畑孝夫/小坂博/澤村憲照/松田晃/山口剛
ピアノ
小笠原宜子/鈴木牧子/森明美

ナビゲーターは松田晃先生。作曲者、作詞者、曲を楽しいエピソードを交えて紹介くださった。
 滝廉太郎の「花」で開幕。これは明治33年に作曲された我が国の歌曲の第一号だという。このあとで、ご挨拶がありました。
「きょうはあの東日本大震災からちょうど3ヶ月目です。3月11日のあの激しく長い地震と停電、何の情報も入らない不安そして翌日のテレビに映った大津波の恐ろしいありさま。実際に被害に遭われた方々の想いはわたしたちの推し量ることのできないものであったに違いありません、被災地のようすは連日報道され心が痛む毎日ですが、私どもも力を合わせて復興への長い道のりをご一緒したいと願っております。」(若干言い回しが異なっておりますが、このような内容でした)

 「心のふるさと日本の歌を訪ねて」コンサートの第一回は昭和54年7月17日火曜日。それ以来今回で34回目。…34年前は松田先生も40代であったといいます。当時のお客様方もそれよりも随分年上の方が多かったそうです。いまこのメンバーでいうと、(
女性は差し障りがあると前置きして)、「男性については私を含めて5人ですが、5人の中で、60代が二人。70代が3人です。歌を歌っていると健康的な生活を送ることができるという証明だと思います」。この日本の歌という演奏会を始める以前は、たいてい外国の歌曲とかオペラのアリアを演奏。それを続けるうちに、「今年は日本語の曲だけで演奏会をしようじゃないか」という提案が。たいていの人たちから、「そんなことしたらお客さんさっぱり来ないんじゃないの」といった心配の声があがった。しかし蓋を開けてみると、いつもたくさんのお客様方が来場。「ほんとうに良かったなと思っております」とナビゲーター。

 会場の皆様と歌った「
朧月夜」は岡野禎一作曲、長野県出身の高野辰之作詞。高野は後に上京、東京音楽学校、東大で教えたという。
 「螢」の作曲者は下総晥一。下総は、かつては岩手師範の先生だった。
 「たき火」は紫波町出身の巽聖歌の作詞。「たき火」には面白い逸話があった。昭和16年12月7日に渡辺茂によって作曲されたが、放送されたのは12月8日、9日だけ。戦時であり、焚き火をすると敵の攻撃目標になる、それと落葉で風呂を焚くぐらいはできるので焚き火をするのはもったいないとクレームがつき、2日で放送打ち切り。戦後復活し教科書にも載せられた。ところが、こんどは消防署がクレームを。焚き火は危険だ、もし教科書に載せるなら付き添いの大人の姿、水の入ったバケツの絵も載せるように。それでそのような挿絵つきだったという。
 昔は空が真っ赤になるくらい蜻蛉が飛んだという。

 この他にも、このようなエピソードをたくさん織り交ぜての曲の紹介が楽しかった。

曲目
春 「花」、「蝶々」、☆「朧月夜」、「茶摘」
夏 「夏は来ぬ」、「螢」、「夢のお馬車」
秋 「紅葉」、「赤とんぼ」、「村祭」
冬 「雪」、「冬景色」、☆「たき火」、「スキーの歌」
ふたたび春 「どこかで春が」

堀内敬三訳詞の外国歌曲
「さすらい人」シューベルト、歌劇「カルメン」より「ハバネラ」ビゼー、「ます」シューベルト、「夢に来ませ」リスト

懐かしの歌謡曲 ☆「リンゴの唄」他5曲

☆「ふるさと」岡野禎一作曲、高野辰之作詞

☆会場と共に合唱


 今回の演奏会を聴いて、34年間歌い続けられた、34年の齢を重ねられた合唱には、清々しさ、瑞々しさがあった。そして新鮮だった。これは歌の心が生き続けているからだ、そう思った。最初の春夏秋冬を歌ったステージは女性の着物に袴といった衣装、明治、大正の教室にいて唱歌を学んでいるような懐かしさだった。「ふるさと」の大合唱では大震災のありさまが浮かび涙がにじんだ。「ふるさと」は、1番と2番そして1番の歌詞で。3番は歌われなかった。

|

« 岩淵まことコンサート 2011/6/25(土)19:00 開演 会場:インマヌエル盛岡キリスト教会(盛岡市大館町)入場無料 | トップページ | きょうのことばー『刷新の御業を』ペンテコステ講壇  »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/461668/40360001

この記事へのトラックバック一覧です: 雅声会コンサート「心のふるさと日本のうたをたずねてその34」を聴く:

« 岩淵まことコンサート 2011/6/25(土)19:00 開演 会場:インマヌエル盛岡キリスト教会(盛岡市大館町)入場無料 | トップページ | きょうのことばー『刷新の御業を』ペンテコステ講壇  »