モーツァルト・レクイエム演奏会~東日本大震災の犠牲者に捧ぐ~盛岡バッハ・カンタータ・フェライン 2011/6/19(日)午後3時開演 都南文化会館キャラホール
最近までとんと知りませんでしたが、どうもモーツァルトのレクィエムは一度は聴いておくべきもののようです。このことを知ったのは、CDで聴いてしばらく経ってからのことです。CDで。そうです。ほんものの合唱をまだ全曲聴いたことがありません。部分的な演奏はあったような。しかし全曲は。何しろ演奏時間も1時間近いという大曲。私自身初めて聴くことになります。モーツァルトが作曲のあいだに何度も失神したほどに全身全霊を注ぎ込んだこの大曲。そう滅多に聴く機会はないのです。合わせてJ.S.バッハの「モテット2番 BWV226」も演奏されます。
W.A.モーツァルト「レクイエムニ短調 KV626」の構成は
第1曲レクイェム
弟2曲キリエ
弟3曲セクエンツィア
弟4曲オッフェルトリウム
弟5曲サンクトゥス
弟6曲ベネディクトゥス
弟7曲アニュス・ディ
弟8曲コンムニオ
弟1曲レクィエム だけを取り出してみますと
主よ、
彼らに永遠のやすみを与え、
たえざる光をかれらの上に照らし給え。
神よ、
主の讃美をふさわしく歌いうるのはシオンである。
エルサレムでは、
主にいけにえをささげたてまつる。
すべての肉体の向かうべき主よ。
私の祈りをきき給え。
主よ、
かれらに永遠のやすみを与え、
たえざる光をかれらの上に照らし給え。
このように一部分をとっても、まさしく鎮魂の歌、祈りの歌です。ひとりの聴衆として、深い祈りとともに東日本大震災で亡くなられた方々、また今尚困難にあわれている方々、原発で苦しまれている方々の心情に寄り添い、鎮魂の想いをもって耳を傾けたく思うものです。
2011/6/19(日)都南文化会館キャラホール
午後3時開演
合唱 盛岡バッハ・カンタータ・フェライン
独唱 村元彩夏/Sop.
谷地畝晶子/Alt.
鏡 貴之/Ten.
佐々木直樹/Bas.
オルガン 飯 靖子
平井良子
指揮 佐々木正利
(敬称略)
前売り券 2000円 当日券2500円
イシュトヴァン・ケルテス指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による「レクィエム」を聴きながら筆記す。
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