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祈りのうたーヒルデガルト・フォン・ビンゲンー作曲「天空の光」女声アンサンブルタペストリー

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 ここには自分が購入した音盤はほとんどない。しかしこれはどうしても聴いてみたく思い、久方ぶりにネットで注文。15日に届いた。はやく聴きたいと思いつつ今晩になってしまった。

 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098ー1179)
「中世を生きる女性たち」(アンドレア・ホプキンズ著/森本英夫監修/原書房)には幻視者・音楽家・科学者と紹介されている。わたしが特に興味を持ったのは音楽。彼女は77曲もの宗教音楽を作曲している。この宗教音楽集は『シンフォニア』として知られているようだ。以下はその抜粋です。

 「彼女はいくつかの特徴あるイメージー夜明けと日の出、生命を与える陽の光、澄んだ水の流れ、生命を吹き込むしずく、芽吹いたばかりの新緑、開きかけた花のつぼみ、水晶ときらめく宝石、甘い香り、神の翼にのり飛翔するようすなどを繰り返し使っている。…これらの楽曲はグレゴリオ聖歌より自由で創意工夫にとんでいる。…できうるかぎりの美しい音楽で神を讃美しようと情熱に燃えて、変奏可能な箇所を捉えて、そこに『ネウマ』と『メリスマ』という手法を劇的につかった。『ネウマ』は一つの単語を、連続して上昇下降する複数の音調にあわせて歌う手法であり、『メリスマ』は一つの音節を連続する多くの音階にかけて引き伸ばす手法だった。」
 

 無心に神に語りかける魂に出会えたと出だしを聴いて思った。この楽曲にこもった祈りがまもなく自分自身の祈りとなる。神を求めとどくことを願い、その想いに癒される。中世を通して神が現代に未来にプレゼントしてくれた聖なる調べだ。

 この一人の女性修道女作曲の音楽の存在を知ったのはaostaさんのブログ「消えがてのうた」でした。こちらにより詳しい解説があります。

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コメント

bunbunさん

おはようございます。リンクをして下さっただけでなく、こんな素敵なブログを描いていらしたのですね。気が付くのが遅くなって申し訳ありませんでした。
ネウマトとメリスマの斬新な手法、彼女の音楽の魂が舞い上がるような印象もここにあったのですね。
わずか5・6歳(だったかしら)で修道院に入った彼女は、ラテン語はおろか音楽の基礎さえ正式に学んだことはなかったようです。
天からの御意志が注がれることを願い、そのために自ら空っぽな器であることに徹したヒルデガルト。
彼女の音楽を聴いていると、光の中に包まれるような気がします。

投稿: aosta | 2011年2月20日 (日) 06時38分

aostaさん、訪問ありがとうございます!
  ヒルデガルドに出会えたのはほんとうに幸運でした。これには勿論癒しもありますが、ほんとうにこの響きが天に直結していると感じられるのです。安らぎが得られる。そして女性的な澄明で美しい感性に満ちている。さらにネットを見ましたら「VISION」も出ていました。
 いつもbunbunとそちらのブログにうるさく飛んでいますが、今後も宜しくお願いします。
 尚、コメントは認証の形を取っております。不特定多数の方に送信されていると推測されるもの(判断がつかないものもありますが)は掲載しなくとも許されるかと思っております。
 そのようなわけでお返事遅れました。

投稿: 中ぶんな | 2011年2月20日 (日) 14時33分

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