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弦楽の事始め

 楽器を演奏し楽しんでいる方々がいったいどれぐらいいるのだろうかと、簡単に検索してみたところが、「善福寺手帳」に出ていた。ただし2008年の数字であるようだ。ヴァイオリン人口は10万。チェロは2~5万人、ピアノとギターは数百万人だろうか、と書いておられた。ほんとうに驚く。

 ヴァイオリンを国内で最初に習ったのはどこの誰か。わたしは安藤幸かなと思っていた。しかし塚原康子氏の「宮内省式部職雅楽部」によれば、安藤よりも早く、日本で初めに習ったのは宮内省式部職雅楽部の音楽家たちであった。明治維新の西欧化政策の下、明治12年に海軍軍楽隊雇教師Fエッケルトとバイオリンを使った唱歌教育に定評のあった音楽取調掛雇教師LWメイソンに師事し、日本で最初に弦楽器に取り組んだとある。明治14年に宮中で小編成のアンサンブルを披露したのが演奏活動の一歩となったようだ。その一門である弦楽四重奏団ハイドン・カルテットは大正に2回、昭和に一回盛岡でコンサートをしている。

 日本の弦楽は、1400年(明治の時点では1300)の雅楽の歴史を持つ楽家の血筋によって産声をあげたのだった。 

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