梅村保氏の孫T子さんにお話を聞く
きのうの写真です。背景の樹木は不鮮明ですが、狙った池に映った樹木の陰はまずまずです。青い空が映っていれば申し分なかったのですが。
かねてから梅村保氏の孫であるT子さんを訪問したいと思っていました。きのうは舅がディーサービスの日。そこで主人と一緒にでかけました。農林中金が撤退し社屋が寂しげでしたが、その前を通ってついでにお堀の写真を撮り、それからT子さんのところにお邪魔しました。
おもに梅村保氏の満州時代をお聴きしました。吉林で、保氏は満鉄厚生会館に夫妻で住み込みで管理をしておられました。ご子息重光さん、功二先生、お嬢さんの郁子さんは満鉄の社宅住まい。敗戦となり次つぎに日本人が殺害されていく状況下で、保氏も警察に連行されたが、中国人の何人かが「この人はいい人だ」と証言したので直ぐに釈放されています。また重光さんは中国人並みに中国語が堪能であったので難を逃れました。内地に引き上げるときには、中国人が保氏に靴と一ヶ月分の食料を届けてくれました。このような例は極めて稀でした。保氏は帰国せずに現地で死ぬ覚悟をしていたのが、セツ夫人の説得で帰国したようです。
この他にも、考えるうえで理解の助けとなるお話をたくさんお聴きすることができました。T子さんには1時間半もお付き合いいただき感謝いたします。
舅が帰宅する3時半に間に合って帰宅することができました。久しぶりにすっきりとした気分をも味わったことでした。
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