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セルゲイ・エデルマンのショパン 「バラード四番」

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 ショパンのバラードをじっくり聴いたことがなかった。今晩のTV番組で、四番の感想を聞き、聴いてみようという気になった。紹介の盤はクリスチャン・ツィメルマンだったが、セルゲイ・エデルマン「ショパン:バラード全曲」の中の四番で。

 CDの解説は、しもだこうじ氏
「1842~43年作曲。43年出版。ナタニエル・ドゥ・ロスチャイルド男爵夫人に献呈。
 4つのバラードの中で最も評価が高い。それはこの曲が、音楽的にもテクニック的にも、非常に高度なものを要求しているからである。
 大きなソナタ形式風で、ハ長調の世にも美しい序奏から始まる。その後、ヘ短調のテーマとその美しき変奏、コラール風のテーマが続いていく。コーダの演奏効果は凄みさえ感じ、ショパンの才を存分に見せつけてやまない。」

 序奏の音を惜しむように拾いゆくうちに、ヘ短調でついと異次元に拾われてしまう。たしかに微妙な音色が問わず語りに内側を揺らす。漂泊する魂の告白とも聞える。

 セルゲイ・エデルマンへのインタヴューが2009年4月のレコード芸術に載っている。抜き書きで転載すると、「1980年代から精力的な演奏活動。RCAの名プロデューサー、ジャック・ファイファーのもとで、数々の名盤をリリース。父アレクサンデルはブルーメンフェルト、ネイガウス門下の逸材でホロヴィッツの友人であり、チャイコフスキー国際コンクール創設に尽力した教育者。

 セルゲイ・エデルマンは1960 年6月ウクライナ生まれ。5才から父の手ほどきを受ける。10歳でオーケストラと共演。7年間日本に滞在した。武蔵野音楽大学で教鞭をとる。在日のあいだ日本では一度も公開の演奏会は開かなかった。2009年3月にヨーロッパで演奏活動を再開。ベルギーにヴァイオリニストの妻と娘がいる。エデルマンはロシア・ピアニズムの主流、核心部で勉強した。1978年ソ連脱出、イタリアを経て1979年アメリカに亡命。同年の1979年ヤング・コンサート・アーティスト・コンクールに優勝。ファイファーとの録音はその後。ジュリアード音楽院の教授になってからは、教育活動に専念。」

 インタヴューはエデルマンが日本を離れる直前のもの。

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