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「里の秋」

20101112_019

きのう撮ったしゃしんですが。
しずかなこの佇まいをみているうちに思いだしたのは、

     

里の秋

静かな静かな 里の秋
お背戸に木の実の 落ちる夜は
ああ 母さんとただ二人
栗の実 煮てます いろりばた

明るい明るい 星の空
鳴き鳴き夜鴨
(よがも)の 渡る夜は
ああ 父さんのあの笑顔
栗の実 食べては 思い出す

さよならさよなら 椰子
(やし)の島
お舟にゆられて 帰られる
ああ 父さんよ御無事
(ごぶじ)でと
今夜も 母さんと 祈ります

斎藤信夫作詞・海沼実作曲

  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

今朝は6時から落葉掃き。
昨夜の雨と風。
モミジ、桜の葉が和服地に描かれたかに濡れた路上に。
竹帚で1時間。
犬の散歩の方。
「おはようございます」。
一方通行から車一台。
どこからか白鳥たちの鳴き声。
詠みふるされた白鳥。
それでも詠まれる白鳥。
自転車一台。
出てこられたお隣さんも片手に帚。
「おはようございます」。
バイク一台。
吹き抜けていく風。


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