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間伐材で何を作ろうかな

 盛岡市にある中三デパート1階にある花屋さん(アーケード街側の入り口)に高いめの背もたれのあるベンチが置かれていた。たまにこの辺りには来るのだが、ベンチには昨日気づいた。「間伐材使用」とある。価格は3万弱。この価格は一般の半値だ。ぬくみがある。ゆったりと腰掛けることができ、庭のテーブルに置くことができたなら、さらにもう一歩、間伐材を手に入れて自分で作ることができたならと夢が膨らんだ。

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               2010/9/2根田茂の間伐現場

 そして今夕、TVで、盛岡市玉山区の玉山製材所が紹介されていた。間伐材を利用した木製残存型枠や杭材、測量材、トンネル用材等の各種土木資材の製造販売会社だ。特に残存型枠(ダム工事などでコンクリートを流し込むための枠)としての利用が映し出された。この残存枠の開発については、すでに2010年4月10日の岩手日報で紹介済みなのだが、その後このような方面からの発注が増加しているという。
 間伐の消費が進めば、森が生き返る。この夏の猛暑で木陰の有り難さ、樹木のそれはもう尊さといっていいほどの大切さを痛感した。異常気象にも地球規模の連鎖があるらしいのだが、“山ばかりの岩手県”と寂しく思った昔もあった。しかし今は翻って、岩手がどんなにすばらしい資産を持っているかを思う。岩手のみならず、山々に恵まれたところすべてがそうなのだけれども。

 間伐は地球温暖化防止にも貢献する。(独)森林総合研究所の調査では、「適切な間伐を実施した森林は、間伐未実施の森林に比べ、伐採木を含めた森林バイオマス全体の二酸化炭素吸収量が多くなされる」とされています。

 玉山製材所の試みのように、これまでゴミ同然に扱われていたこの安価な間伐材の板に丸みをつけるという創意工夫で、こんなにも素敵な板材ともなっている。
 中津川河川敷の舗道には木材チップが埋め込まれているが、これも各家庭で庭に埋め込むなどしたなら足にもやさしい歩き道となるのでは。花壇の境目にも良さそう、などと考えているところです。


   

 

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