市政見学会「盛岡の林業~市産木材を使いませんか」に参加するーその2 盛岡市つどいの森-
2010/9/2(木)の市政見学会のコースは根田茂の間伐を見学し、次が都南つどいの森でした。
「盛岡市都南つどいの森」の見学でした。先ずは、ここには宿泊施設こもれびの宿、オートキャンプ場、バンガロー、キャビン、球技場、森林創作実習館、管理棟、各種体験実習があります。施設利用料金、詳細はこちら。格安、しかも管理がきちんとなされているのでなかなか評判が良いのです。訪れたときには、ツツジの剪定作業が盛んに行われていました。あの桜並木が花で重くなり、ツツジが一斉に咲いたころに訪れたなら、もう最高でしょう。エリアには管理棟のバーベキューハウスや盛岡市都南歴史民俗資料館、盛岡市都南老人福祉センターもあります。太字は特にお薦め。
こもれびの宿は2食付きで6500円と聞きました。改装したばかりでほんとうにきれいでしたね。真新しかった!
これは、こもれびの宿の壁材。アカマツの板でできています。温もりの安心感でした。次に見学した機械製材会社では、アカマツは粘りで機械に不都合が生じるとのことでしたから、これは大工さんの神業作品なのかも。
森林創作実習館に行く途中に通った林には、こんなキノコが生えていました。これを見たときは嬉しかったですね。キノコはないか~、キノコはないか~とキョロキョロしてたんですから。上がタマゴタケ。下がシロオニタケ。ともにテングタケ科、テングタケ属。
材木で夢のあるものを作ってみたいと思っていたところが、この「森林創作実習館」なら実現しそう。創作可能なモデルがたくさん展示されていました。見るだけでもほのぼのとメルヘンが。
実習室にはこんな優れものが10台。工作機械の心配も無し。
こんな木漏れ日のなかで、説明を聞きながら施設めぐりをしただけなのに、体内の細胞がことごとく洗われて元気いっぱいになりました。!!
つどいの森では2010年9月26日(日)10:00~15:00感謝祭が開かれます。すっごく楽しい事が待っているようです。詳しくはこちら。
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きょう書く予定に入っていなかったのですが、20時のNHKクローズアップ現代によると、
北海道の羊蹄山を望む倶知安57㌶(東京ドーム12個分)の森林が、1㌶あたり300万円(日本の通常価格の5倍)で香港在住のさる夫人(夫はフランス人実業家)に買収されたことが判明したという。日本の土地所有者への規制は法律上甘いらしい。フランス、ドイツでは森林は公共性が認められ、所有者といえども土地利用の在り方には制限がある。ところが日本にはそれがない。日本は土地の取り扱いの不始末に関しても罰金30万程度という。すでに長崎県の五島列島もイギリス人ブローカーによって292㌶買収済みらしい。これも売却先は中国。水土保全、土砂崩れ防止を支えている森林が海外の所有物になるという寝耳に水の出来事。このニュースでは日本がいかに森林管理をずさんにしているかも分かった。外国が日本の森林を無責任に乱開発したなら、いったい水源は水質は環境は木材は、土砂崩れはどうなるのだろう。いまや日本の森林は中国の大富豪の資産増殖のターゲットになっているらしい。
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