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美化されるほどじゃ…

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 二男から「俺のことは書かないで」と言われていますが

 先だって二男の運転する車に乗ったときのこと。
お盆中の寺町の小路で車が渋滞。のろのろ運転の車のあいだを押し車を押して緩慢に横切ろうとする80代と見えるお年寄りがあった。
「危ないな」と二男。
「こんなお年寄りを見たら、おばあちゃん(二男の祖母で3年前に他界)だと思いなさい」と私は言った。そうすれば待ってあげることができるはず、そう思ったからだ。すると二男
「俺べつにイラついてないんだけど」
運転する横顔が笑っている。
「そうか、危ないと思ってあのおばあちゃんを心配してたんだね」
次の二男の言葉には笑った。
「そう美化されるほどじゃないんだけど」

 美化か…たしかに私は何でも美化する傾向がある。時として美化し過ぎることがある。ここで考え過ぎることもなかろうとは思うが、あるがままを捉える、それが大事かもしれない。あるがままを捉え、あるがままを認める、存在そのものを認めること。それが自分にはすこし欠けているかも。

 おばあちゃんが渡りきったところで、前の車が即発進。その日もやはり猛暑日だった。

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