山形交響楽団 第207回定期演奏会のようすを聞く
- どうも、山形交響楽団 第207回定期演奏会があったらしい。「どうも」というのは、この演奏会があることをまったく知らずにいたからです。この猛暑でアンテナがぐにゃぐにゃに。
- 2010年8月4日(水)午後7時開演 山形テルサホール
- 『ゲーテ頌』
- 指揮:黒岩英臣
【曲目】
ベートーヴェン:カンタータ「静かな海と楽しい航海」 作品112
ブラームス:「運命の女神の歌」 作品89
ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 「英雄」 作品55
「うにの五線ノートから」のブログによれば、
「今回の一番の感動は“合唱”!!
弱音から次第にうねって迫りくるcresc.の見事さ、
明瞭な発音は、歌詞と音楽の内容を、清冽に伝えてくれます。
ぶつかった音とか濁った音とか崩れ行く和声とかが大好きなんですけど
(単なるへそ曲がりですが)
合唱だと、単純できれいに澄んだ和音にぞくぞくしてしまいますねー♪」
とあった。
この「今回の一番の感動は“合唱”!!」というこれがやけに気になる。合唱団は山響アマデウスコア(山響専属合唱団)、勿論そうなんですが、この中には25人の盛岡からのエキストラ出演があったのです。主に岩手大学から、それと盛岡バッハ・カンタータ・フェライン所属の方々かと。合唱指揮が佐々木正利先生、渡辺修身先生(山形大学文化教育学部准教授)でした。佐々木正利先生は、いまさら言うまでもなく山響アマデウスコアの合唱監督です。依頼を受けた25人の方々は、佐々木先生の引きということもあるのでしょうが、山響というプロに依頼されるアマチュア合唱団ということなのでしょうか。ここのところ、もし勘違いがあったなら訂正いただきたいのですが。プロとの共演、何やら嬉しくなってくるわけで、岩手びいきとしては、これをこそ真中心に据えたくなります。この25人の方々の足並みが揃ったかどうかは(合唱の方が揃うのは、これはもう疑いのないところです)分かりませんが、ともかく2日から山形に滞在。発声、オケ合わせ、懇親会などで協調体勢をとり4日の本番に臨んだもようです。うにさんの証言のように、合唱は大成功だったよう。私自身は出かけることができませんでしたが、ほんとうに嬉しく思ったことです。盛岡でのリリング先生指揮のバッハ「ミサ曲ロ短調」の冒頭の気魄がいま蘇りました。あのときも感動でしたが、またまた山響アマデウスコアと一体となって成功したもののようです。
それと興味深いのは指揮者の黒岩英臣先生です。以下はWikiからです。いつかどこかでWikiに文句を言った覚えがありますが、簡単に言うべきではなかったかも。やはり、こういうことを教えて貰うには有り難い。そのWikiからです。
「黒岩先生は、1942年東京に生まれる。1960年桐朋学園大学指揮科入学、斎藤秀雄に師事した。在学中はステージ、ラジオ、テレビなどで同大学オーケストラを指揮するほか、ヴィオラ奏者としてNHK「朝のリサイタル」などに出演。ピアノ奏者としても活躍した。1964年、同大学弦楽オーケストラのアメリカ公演に指揮者として同行、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコなどで指揮した。
1965年同大学卒業、NHKテレビ「今年のホープ」に出演。同年、修道士となり、1975年まで修道士の生活を送った。その間、神学、哲学、ラテン語、グレゴリアン、ポリフォニーを学び、典礼音楽の指揮・作曲を行う。
1976年、再び音楽に専念、1977年1月都響ファミリーコンサートの演奏で『久方ぶりに現れた資質をしっかりと感じさせる新人』と絶賛され、一 躍脚光を浴びた。1978年夏には、バークシャー・ミュージック・センターにクーセヴィツキ記念フェローシップ・コンダクターとして参加、研鑽を積む。
関西フィルハーモニー管弦楽団、札幌交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団の定期演奏会を始め、全国の主要オーケストラとの共演も数多く行っており、各種演奏会にて安定した評価を得ている。
自らが敬虔なキリスト教徒ということから、宗教音楽に造詣が深く、情熱的な音楽作りが評価されており、オラトリオ、レクイエム、ミサ曲などでの名演を重ねている。合唱指導にも定評があり、団員の信頼も厚い。
1981年9月から88年まで九州交響楽団常任指揮者、1985年8月から89年まで神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者、1988年4月から94年3月まで関西フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者を務める。2000年4月より山形交響楽団首席客演指揮者、01年10月から常任指揮者を務めた後、04年4月より同楽団名誉指揮者に就任。 桐朋学園大学准教授。」
黒岩先生の経歴には自らが敬虔なクリスチャンであるとありました。この演奏会に限らず、わたしは思うのです。ノンクリスチャンでもミサ曲を歌うことはできる。素晴らしく歌うことはできる。しかし、音楽であれ文学であれ、クリスチャンでなければ、信仰者でなければ決して理解することはできないこともあるということ。深遠です。
山響207回といわず、これから後も、岩手からの歌い手がアマデウスコアに参画されることを楽しみにしています。
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コメント
うにさんへ
訪問感謝です。
山響の記事を書くにあたって、明快な感想・批評はないものかと当たっておりますうちに、うにさんのブログに迷いこみました。
山形にこのような女性作曲家がいらっしゃったんですね。
数曲聴かせていただきました。
イベント会場で聴いたらノリノリになりそう、とか日本的だな、映画の場面でこんな音楽が流れるとしたらどんな場面だろうなどと思いながら拝聴。いったいどうしたならこのような音符が並べられるのか不思議です。
作曲家には興味がありました。しかし女性作曲家は初めてです。検索してみたところ戦前にもいたようで、興味が湧きました。
ブログ、時折訪問させていただき、作曲家の時間の流れというものを知りたく思います。
山響にエキストラ出演しているのは岩手大学合唱団、そして盛岡バッハ・カンタータ・フェラインの方々。なかなかに素晴らしい合唱団です。団を率いていらっしゃる方々の姿勢・心には教えられること、照らされることがよくあります。岩手勢の御地での活躍は嬉しい限りですし、うにさんからもそのように言っていただき、団員ではない私までが嬉しくなりました。
またコンサートがあるようですね。うにさんの辛口の評を楽しみにしています。
今後とも宜しくお願いいたします。
投稿: 中ぶんな | 2010年8月11日 (水) 13時47分
こんばんは!
リンクがあったみたいなのでお邪魔してみました♪
合唱団アマデウスコアの出番のたびに岩手からのエキストラ出演がありますね。
事情はよくわからないんですが、声が澄んで発音が明瞭でとてもすてきです。
次のアマデウスコアの出演は、2月のモーツァルト定期での「魔笛」ですね。
http://www.yamakyo.or.jp/concerts/10-11mozart.html
キャストも豪華ですし、今からとっても楽しみですよー。
アマデウスコアには私の友人もたくさん所属しているので、
)
岩手のかたがたにはお世話になっているようですね。
これからもよろしくお願いしますね。
(…って、ここに書いて行くことなんでしょうか???
投稿: うに・木島由美子 | 2010年8月11日 (水) 00時12分