アガバンサスどころではなかった/口蹄疫
アガバンサスが咲きました。株分けした翌年には花が一つしか咲きませんでした。そして今年は7つ咲きました。写真を見て気づくには、背景が賑やかすぎて花の良さが今一です。けれども7つの花、完全数です。
以前にも書きましたが、そうです。同じ事をまた書きますが、この花を知ったのはシモーネ指揮のヴィヴァルディ「春」のDVDでした。この「春」は、ずいぶんと聴いたものです。そのたびにこの花の美しさに感心しました。
いままで一番回数多く聴いたのはドヴォルザークの「新世界」。次はベートーヴェンの「第九」。同じく「七番」。誰でもが知っている曲ばかりです。近頃はバッハ。これも有名な曲ばかり。
さて、いま宮崎県で口蹄疫という牛の伝染病と闘っているムッチー牧場のオーナーは、ここのところずっと音楽を聴いていないそうです。ブログにそう書いてありました。あとになってその音楽を聞くたびに、この苛酷な状況を思い出すのは辛いからだそうです。
17日のきょうになってやっと政府が対策本部を立ち上げました。なぜこれほど日が経ってから? 風評被害を恐れたとは言ってますが。打つべき策は打ったとも言ってますが…それにしても殺処分対象8万頭を超えてからとは! 早く畜舎や働く場所にも音楽が流れるようになって欲しい。しかし一旦患畜を出した畜舎、場所には5年間家畜を置くことはできないという。清浄化されてもそのあともまた困難が続くのだ。
ここまで書いてまた口蹄疫関連を回ってみると、花の話どころではないようです。以下のように訴えているブログがありました。激越な口調で語られていますが、内容は事実ですね。そこで転載しました。
URL この 現状を知ってもらうこと世論で政府を動かすしかもう手が無いんです 昨日日記に書いた仲間の輪による消毒剤の話も、政府の圧力がかかり、 “各県まず自分の所の防疫の徹底をせよ。宮崎は農相みずから出向き全力で対応している” との電話があったみたいです。
消毒剤が圧倒的に足りません。 消毒剤の事は昨日書きましたが、 人手も圧倒的に足りません。 政府は“現場スタッフを国としても確保している”と発表してますが、一昨日までの現場スタッフ350人のほとんどは県のスタッフ。九州農政局から3人の獣医師と20人のスタッフ、追加で30人の自衛隊。農政局の獣医師はペーパー獣医師で現場しゃまともに牛に触ることも出来ない、追加で来た自衛隊は4日出たら2日休み実質2/3の労力。昨日から宮崎による確保と九州各県の応援により倍の700人体勢に。
それでも殺処分対称の1割しか処分出来てません。県も、保健所も、獣医師も、JAも、市町村も、休みなしで必死になって頑張ってます。 保健所の友人はGWどころか、発生からずっと休み無し、6~21時の重労働。爪は割れ、消毒剤で手の皮膚が爛れ…、 それでも必死になって戦ってます。マイミクさんの旦那さんも新婚、子供が産まれて初めてのGWも休み無しで頑張ってくれてます。 ホントに感謝しています。それでも全然処分が追い付かないんです。今、処分対称の10万頭のうち、20日間で処分が終わったのは1万頭にも届きません。 今1日の処分頭数が千頭。毎日発症する頭数の方が圧倒的に多いんです。感染した牛は毎日10億個、豚は5兆個のウイルスを撒き散らします。感染拡大が止まりません。 4月末に発症した友人の農場では、今のペースでは5月内に処分出来るかどうかと言った所です。 全て殺されてしまう。
それでも弱れば排出するウイルスが増える。だから、殺されるのがわかってても、毎日餌をやり、ビタミンをやり、あらゆる手を尽くして少しでも牛を健康に保とうとしてます。 でも、農場全ての牛に広がり、弱い子牛から次々に弱り、死んでいきます。 死んでも処理業者も出入りできないため、死体の上に大量の石灰を乗せても、腐敗し異臭を放ち始め、 それでも親牛は自分の子を一生懸命舐め、石灰を落とそうとします。 消毒剤の不足から、本来は牛に使わないような強い薬を大量に毎日浴びせられ、牛は毛が抜けぼろぼろになっていきます。そんな中で、自分の家族同然の牛を殺す事も出来ず、飼い続けなければならないんです。
また、保健所や獣医師が殺処分現場に集中せざるを得ず、発症が疑われる農場の検査も出来ず、 テレビや報道では50件80000頭となっていますが、把握してるだけで発症の疑いがあり検査待ちの所があと40農場あります。とにかく人手が足りないんです。 もう殺処分が追い付かないんです。
首相が激甚災害に認定し、自衛隊を出さない限り、拡大は収まりません。「その必要があるかどうかを関係閣僚と話し合い、必要とあれば検討する」とか言ってる場合じゃないんです!! ワクチンと言う手も有りますが、現行の法律では使えず、 しかも大臣は「参院選後の国会で立案立法を…」 とか言ってますが、 その頃には国内の牛・豚・山羊・羊・鹿・猪…等の偶蹄類はいなくなってるでしょう。
皆さんにお願いです。とにかく、今、宮崎で大変な事が起こってると言うことを、多くの人に伝えて下さい。もう世論で政府を動かすしか方法がないんです。 資材機材も、人手も、予算も…
もう国に頼るしかないんです。
よろしくお願いします。
おおきなうねりとなって国会の場に届くことをねがっています どうか宮崎の酪農を助けて下さい。心の底からお願いします。 もしも宮崎だけではなく、自分の住む街に口蹄疫の病気が広がったらどうしますか?人事では済まされない、今必死に食い止めようとしている宮崎の農場の方達の努力を是非に政府に働きかけるのを手伝って頂きたい。
※下線部分は自分で調べてみたい部分ではありますが、ぜんたい大本営発表よりは真実と思われます。
http://green.ap.teacup.com/mutuo/176.html
被害農家のために義援金をお願いします!!
郵便局
川南町のムッチー牧場
口蹄疫災害見舞金を募る会
記号 17310 番号 3609971
カワミナミチョウノムッチーボクジョウコウテイエキサイガイ
ミマイキンヲツノルカイ
JA尾鈴
店舗番号 9203-001 口座番号 0088820
川南町のムッチー牧場口蹄疫災害募金 代) 弥永睦雄
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