きょうのことばーペンテコステ その1ー
きょうはペンテコステ礼拝の日です。イエスさまが十字架に架けられ、葬られたとき、弟子たちは意気消沈したでしょう。しかしひとたびこの聖霊降臨を受けたとき、みな宣教の勇者と変えられ、果敢に伝道へ十字架の道へと邁進してゆきました。教会では正餐式もありました。
さて、きょうのインマヌエル盛岡キリスト教会の国光勝美牧師の説教は…
説教題 『聖霊のバプテスマ』
聖書箇所2箇所
使徒の働き1:1~11
1テオピロよ。私は前の書で、イエスが行ない始め、教え始められたすべてのことについて書き、 2お選びになった使徒たちに聖霊によって命じてから、天に上げられた日のことにまで及びました。 3イエスは苦しみを受けた後、四十日の間、彼らに現われて、神の国のことを語り、数多くの確かな証拠をもって、ご自分が生きていることを使徒たちに示された。 4彼らといっしょにいるとき、イエスは彼らにこう命じられた。「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。 5ヨハネは水でバプテスマを授けたが、もう間もなく、あなたがたは聖霊のバプテスマを受けるからです。」 6そこで、彼らは、いっしょに集まったとき、イエスにこう尋ねた。「主よ。今こそ、イスラエルのために国を再興してくださるのですか。」 7イエスは言われた。「いつとか、どんなときとかいうことは、あなたがたは知らなくてもよいのです。それは、父がご自分の権威をもってお定めになっています。 8しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」 9こう言ってから、イエスは彼らが見ている間に上げられ、雲に包まれて、見えなくなられた。10イエスが上って行かれるとき、弟子たちは天を見つめていた。すると、見よ、白い衣を着た人がふたり、彼らのそばに立っていた。11そして、こう言った。「ガリラヤの人たち。なぜ天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります。」
使徒の働き
2:1~4
1五旬節の日になって、みなが一つ所に集まっていた。 2すると突然、天から、激しい風が吹いて来るような響きが起こり、彼らのいた家全体に響き渡った。3また、炎のような分かれた舌が現われて、ひとりひとりの上にとどまった。4すると、みなが聖霊に満たされ、御霊が話させてくださるとおりに、他国のことばで話しだした。
きょうは五旬節といわれる教会の記念の日です。特に聖霊と私たちの関係、聖霊のバプテスマに格別に心を留め、恵をいただきましょう。
私たちは、聖霊なる神と私たちの関係をどのように考えているでしょう。
この教会でちょっとした工事をする必要が生じ、日時を決めた上で、工事をする人が私の書斎に入って来ることになりました。人が入る、ただそれだけの事なのですが、どこか心が落ち着きません。その辺りを片付けたり埃を掃除しました。その時考えさせられたのです。書斎に別の人格が入ってくることを自分はとても意識している。私たちクリスチャンは、御聖霊なる神様が私たちの内に宿ってくださる、入ってくださるというとき、工事の人が入るほどに、意識し自覚しているかどうか自問自答しました。聖なるお方の出入りを現実的に受け取るなら、それなりの対応というものがあるはずです。
聖霊のバプテスマも一つの転機をさしています。聖霊が来てくださった、満ちてくださったバプテスマはやはり一つの転機です。バプテスマというと洗礼を思うでしょう。それは正しいことです。バプテスマはやはり一つのはっきりとした転機を自覚させます。子どもの時に洗礼を受けた人、大人になってからの人と時期的な違いはありますが、何れにせよ祝福された時でした。これは水によるバプテスマです。
さて聖霊のバプテスマとは、使徒の働き1:4~5
4彼らといっしょにいるとき、イエスは彼らにこう命じられた。「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。 5ヨハネは水でバプテスマを授けたが、もう間もなく、あなたがたは聖霊のバプテスマを受けるからです。」、これは大切なイエスさまのお言葉です。ここには二つのバプテスマの内容が示されています。一つはヨハネは水でバプテスマを授けたこと。ヨハネは人々に悔い改めを迫りバプテスマを授けました。ペテロもヨハネも洗礼を受けたのです。彼らはイエスから水のバプテスマを受ける必要はなかったのです。みなイエス・キリストを信じ悔い改めてバプテスマを受けたのです。ところがイエスさまは、ただそれだけじゃないよ、こんどは聖霊のバプテスマを受けるんだよ、と仰るのです。
上記の聖書箇所の使徒の働き2:1~4を見ると、4は聖霊に満たされたということです。聖霊に満たされたあと、御霊が話させてくださる通りに、他国の言葉で話しだした、というのです。それを色々な国の人々が聞いていたので、彼らがどんなことを話しているかがわかったのです。もしそこに日本人がいたなら恐らく日本語で彼らの話を聞いたでしょう。この驚くべき出来事は、画期的な時代の始まりのファンファーレです。神はいつ、どんなときに、どんな出来事を示すことが必要かをご存じです。ただこのときに神が成された最も大切なことは、みなが聖霊に満たされたということです。これが聖霊のバプテスマの中心的なことがらです。 ーつづくー
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