マザー
マザー、この福寿草をご覧下さい。見ないでいるうちに裏庭に咲いていました。すこしくぐもったような青空のもとで、まだ硬い蕾ばかりの梅の木を仰ぎながら、ちっちゃな白いはこべの花を足元に、明るく楽しそうに咲いていました。
天国はいかがですか。そこに死を待つ人はいないはずです。 涙も嘆きも悲しみもないでしょう。
古書店に「マザー・テレサ愛を語る」がありました。きちんと書架に座を占めていました。良い本として扱われていました。初版昭和57年。平成5年14版発行。まだまだ版を重ねるでしょう。捲りながら、素直に内容を受けとめている自分に気づきました。なぜかな? マザー、それはあなたが本物だからです。イエス・キリストへの完全な愛を求め、維持し、キリストから直に注がれた愛をそのまま人々に注いだのです。そして注ぎつづけたのです。自分を捨てきり、清貧を選び、主の愛を体現し続けたのです。本物だから、人に迷い、惑い、疑いを抱かせる余地は持たないのです。本物だからひとの心を打つのです。
あなたは、キリストがいったいどこに、どんな状況下に顕れるかも教えてくれました。あなたが〝その名〟においてノーベル平和賞を受けたその人々。
「私は、社会に望まれず、愛されず、顧みられていないと感じるすべての人々、社会の負担となってみんなから避けられている人々、お腹をすかせている人々、障害者、盲人、ホームレスなど、こういう人々の名においてノーベル平和賞をうけることを、ありがたく思っています。」とあなたは仰いましたね。
マザー、あなたの愛の実践は及びもつきません。
「私の秘密をおしえましょうか。私は祈ります。キリストに祈るということは、キリストを愛することと同じなのです。」 マザー・テレサ
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