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雑感

20091219_024

  きょうも雪だった。寡黙に舞いおりる雪を見ながら、北上山系の岩泉の牧場の真冬の状況が頭を過ぎった。3日ばかりまえに、岩泉町の有芸水掘にあるホルスを飼育する81歳になるある方に電話を入れてみた。奥様と娘さんで従事されている。ここも標高はやはり800㍍はあるだろう。

 この界隈、街ではクリスマス商戦たけなわだが、こんな節季にはどのように過ごしているのか。牧場はどのようであるか、牛舎は……と連想がつづく。

 一番苛酷な季節に訪れて見なければ、ほんとうの苦労は分らないだろう、いや春の牧草づくり、農耕が始まってからのほうが大変か…裸地化はどの程度進んでいるだろう。離農のあとの施設はどんな状況になっているのか…。こんな季節にこそ行ってみたいと思うものの、聴けば幹線から片道25キロ。この幹線も無事通過できるかの自信はない。

 視点をがらりと変えない限りこの懸案に関して書くうえでの突破口がないと分った。以前に葛巻を書いたときには、大変な苦労をした。まったく初めてであったことが最大の理由。飲み込むのに時間がかかった。苦しくもあった。しかしあの時よりも歳はとったが、今のほうが平明に分る(前回よりは、という意味だけれども)

 有言実行派になりたいと願いつつ、有言不実行の看板をいまだ背負ったままでは、何か済まされないという気がする。

20091219_020

 午後からはバッハのロ短調を聴く。聴きながら、このブログで音楽的知識の提供は厳しいとつくづく思う。聴いて、音楽をこう楽しみました、こう感じました、気づきましたという域を出ることはない。すこし寂しい気もする。
 けれども20日のクリスマス礼拝、祝会でのトーンチャイム、オカリナ、ギターを思い出し、音楽は知識や技術ばかりではないと思い直す。
 そろそろ鳴ることを忘れたバイオリンを取り出して、唯一のレパートリーであるキラキラ星でも弾いてみようか。

書いているうちに、24時をこえてしまった。カレンダーの昨日火曜日、といってもつい数十秒前なのだけれど、穴が開いてしまい残念。マーカーででも塗れるものなら塗りつぶしたい気分だ。 

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