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区界高原ー盛岡市から国道106号線を東に/南部鮭加工研究会ー

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区界トンネルよりも盛岡方面寄り。アメージンググレイスを口ずさむうちに、標高800に車は近づく。紅葉はフィナーレを演じつつ新たな希望を呼んでいる。雪にはまだすこし間が。白銀に輝く日を待っている。

 区界高原道の駅の隣の棟にいつの間にか「南部鮭加工研究会」が入居。

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鮭を燻製にする過程が写真に修められたパネルが。一網打尽にした鮭の内臓を取り出し塩蔵する。水分が出て身が締まったところできれいに洗い水気を取る。ここまでは私もやってみたことがあります。さらにこれを乾すと立派な新巻の完成なのです。

   寒風や新巻空に口ひらく   ぶんな

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 鮭を塩抜きし、さらに煙で燻して燻製に。

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 鮭の燻製から剥いだ皮です。

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 この皮を水に浸けて柔らかくし財布などの小物作りができるそう。2枚頂いてきました。

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 燻製に使う大鋸屑です。チップとも見えました。

 景観を楽しむのもいいですが、このような産業系の見学はまた興味深いものです。宮古市に住んでいたときには、宮古水産高校の鮭作りを見学させていただいた事があります。こちらもまた見事なものでした。叔母が鮭の絵を描くために宮古に行きたいというのでセッティングしたコースでした。 その時の鮭が、今尚叔母の絵の中に生きています。

 パネルの写真中の鮭博士(2回クリックで写真が拡大します)とは、長らく宮古水産高校に勤務、丸ごと鮭を生かす研究をされた中嶋哲先生のことで、「鮭の中骨缶詰」を開発するなど、地場産業に多大な貢献をしておられます。水産高校を訪ねたときは中嶋先生がまだ在職中でした。

 ここで燻製になっている鮭は、津軽石川か閉伊川の鮭です。

 落日が山頂にかかる北上山系の壮大なパノラマは記憶のカメラに。「盛岡デジカメ散歩写真展」のさまざまな素晴らしい写真が記憶を過ぎり(何もここで思い出さなくともよいのですが)わたしが通り一遍でシャッターを押すまでもないという気分に。

 松草に居る知人を訪ね景色を見る目的で出かけたはずが、なぜか記事は鮭の話に。

 帰りは産直に立ち寄るなどして帰宅。


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コメント

ネコネコさん
盛岡駅フェザンに入っている山口商店です。
いまは千切りのように切ったものをパックしているようですね。
どんどんお買い求めいただきたいと思います。

投稿: 中ぶんな | 2011年12月18日 (日) 21時53分

以前、川徳で購入し、非常においしかったんで、また買いたいんですが盛岡市内ならどこに売っていますか?

投稿: ネコネコ | 2011年12月18日 (日) 21時26分

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