« 平和祈念像 | トップページ | 花巻東高校 対 大野高校 »
一戸町小鳥谷から優れたものは何もでない。これは自分のことを顧みておもっていたこと。しかし後になって彫刻家の舟越保武先生が小鳥谷出身と知ったのです。
以下は舟越先生の彫刻と著書「石の音、石の影」からインスピレーションをいただき創作した詩です。
石を彫る石を切りだす名もなく見ばえもない朴訥の塊を。角をそぎ粗を落とし石を生かせば眠る命が微かにめざめる。鑿(のみ)をたて槌をふるう語りかける鑿がはずれ皮膚を破る削るひたすらに削る整いはじめる顔の輪郭。語りかけ磨き語りかけ磨けばついに現れる無垢な頭像。
その額に慈しみを傾け霊を注げば空洞の目に涙はあふれる。
「詩とメルヘン」やなせたかし選
2009年7月17日 (金) 文化・芸術 | 固定リンク Tweet
名前:
メールアドレス: (ウェブ上には掲載しません)
アドレス(URL):
この情報を登録する
コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。
内容:
この記事へのトラックバック一覧です: 石を彫る:
コメント