須知徳平先生を偲ぶーその6-
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サンデー毎日の連載のもようです。
先生もご多忙であり、お話を伺うときがあまりなかったので、主に図書館資料からの紹介となりました。
もりおか童話の会のとき興味深く聴いたのは、先生が吉川英治賞受賞されたあとのことですが、甘粕正彦(大正12年の甘粕事件に関与)が訪ねてきたことがあるそうです。彼も文学青年でしたが・・・旧満州での文化政策の立役者、ハルピン交響楽団にいた朝比奈隆も何らかの接触があったはずです。もっと詳しく聞いておくのだったと悔やまれます。
やはり柳田国男、民俗学に関し多く語られたものです。会でご指導頂きながら、なんらお役に立つこともなく、今年の一月、東日本ホテルでの会合でお会いしたのが最後となりました。ご逝去の報のとき、ご遺言により近親者のみでの葬儀となると伺いました。
須知先生と同じく岩手日報社発行の文芸誌「北の文学」の選考委員であった光瀬龍先生(1999年7月没。「百億の昼と千億の夜」のSF作家)と「彼とはなにかこう気が合うんだ」と仰っていました。光瀬先生がご病気のとき須知先生はかなり長い手紙をいただいたようで、みなの前でそのことを感に堪えない面もちで語られていました。いまごろは、彼の地で、光瀬先生と談笑されておられるでしょうか。
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