きょうになってシンフォニエッタ・盛岡のブログが公開されていることに気づきました。
「18世紀室内楽団の演奏スタイルを基に、様々な演奏スタイル、ジャンルを追求するアマチュア・室内オーケストラ」とあり、代表は成田浩先生。コンミスは宮野ゆかりさん。
3月2日に、「サラサーテ最新号に掲載された」とありますが、せきれい社の弦楽器協奏曲ガイドのことかと。
5月16日(土)は「第3回春のコンサート」でした。
ープログラムー
1、W.A.モーツァルト
アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618
2. W.A.モーツァルト
交響曲第40番 ト短調 K.550 第1楽章~第4楽章
3. J.ローサス
円舞曲 波濤を超えて
4.日本の歌メドレー 佐藤公治 編曲
花、早春賦、浜辺の歌、夏の思い出、
小さい秋みつけた、雪の降る街を、この道
5、J.ホーナー作曲 J.ホーナー編曲
映画 「タイタニック」より
ハイライトメドレー
指揮 櫻和幸 先生
プログラムをすこし簡略化して書きましたが・・・40番を演奏すると知ったとき、全楽章やるのかな、もしかすれば3、4楽章だけかな・・・しかしやりましたね~全楽章!!あの速度をいったいどう始末するのだろう、管はだいじょうぶだろうか、などと密かに気に掛けていました。超有名なこの曲を・・・すこしばかり弓を上下させたことがあるために、メトロノームが苛酷にリズムを刻んだとき、どれほどに汗が流れ筋肉が謀反を起こすか分かるわけです。でも杞憂でした。唯一のレパートリーが「キラキラ星」のわたしとはやはり格段の差。(比べるのもおかしいのですが)
コンサートの曲目が決まったのは去年の6月の総会だったようです。12月ごろに「管楽器に若手ニューフェイスが続々参加」とあり、3月末にはビオラのメンバーが転出したようです。とはいえ着々とメンバーが増え続けているのは確かです。
プロのコンサートチケットは高い。他の方々はどうか分かりません。交通費、宿泊、楽器運賃も含めれば安いという方もいます。しかしわたしにはやはり高い。しかも当地を訪れる頃にはすっかり疲れ果て、もう故郷に帰りゆっくりやすみたい方も。プロであるからには、演奏はしっかりしていただけますが。そこに、このように身近に、しかも質量のある生演奏を提供してくれるシンフォニエッタ。
今回、プロの演奏よりも素晴らしかったのは、(団員の中にはプロ並みの方もいますが)演奏する熱意がひしひしとつたわってくる、それでした。40番、楽章が進むごとに聴きごたえがありました。「死にものぐるい」の練習の成果を聴くことができ幸運でした。
さてシカゴ・トリビューンは何というでしょうか。「シンフォニエッタ・盛岡はシンフォニエッタ・盛岡としかいいようがない」
楽しい音楽会でした。こののちも、地元に身近なオーケストラで在りつづけていただきたい、そう願っています。
まだきのうの40番が鳴っています。開演前のチェロの出迎え、これも新鮮でした。来年が楽しみです。
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