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魂の水脈

 どうしてこれほどまでにベートーヴェンの7番に引き込まれるのかを考えていた。それは、抽象的な言い方になるけれども、魂の底に流れる水脈から汲み上げられているからではないのか。チャイコフスキーも美しいと思う。けれども、時としてどこか作り物という感じがするのだ。
 たしか岩城宏之の著書にベートーヴェンは指示記号にはあまりうるさくないと書かれてあった。完成した演奏は、指揮者の感性というフィルターをくぐって供される。指示がゆるければ指揮者の解釈を発揮しやすいとも言えるだろう。クーベリックの7番はかなり悠長に聞こえる。間延びのし過ぎともどかしくさえある。一方、デビット・ジンマンのようにじっくりと聞かせまいとするかの駆け足演奏がある。どちらも間違ってはいないのかもしれない。ただ魂の水脈、これにあたっていない演奏はベートーヴェンではないと思う。

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