« 不思議・不思議 | トップページ | 梅雨晴れ »

蝸牛(かたつむり)

 午前中は晴れ間がみえましたが、午頃からまた降ってきました。
昨日は、朝の7時15分ごろからもの凄い稲光と雷が。
梅雨は明けたのでしょうか。梅雨の最中も、いきなり地面を打ち叩くように降ってきたりもします。
今ひとつ釈然としない気象の中ではありますが、不安のないゆったりとした歩み営みをしたいものです。こういっている間にも、いま微弱な揺れを感じました。余震がまだ続いているようです。

   
ジューシーさ 葉末にしずく 蝸牛    ぶんな

 庭ではまだ蛙を見ていませんが、草を毟る傍らで、蝸牛が時とは無縁であるかのようにゆったりと動いておりました。

 北上山系、奥羽山脈に連なる緑。梅雨の晴れ間には、空の至るところにもくもくと浮かぶ雲の切れ間切れ間から、まっしぐらな光が迸り出て、はち切れんばかりに露を含んだ緑を潤沢に輝かせていました。

 こくこくと しずく飲み干し 緑かな    ぶんな

 この句を書きだしてすぐにまた余震がありました。雨がそしらぬふりで、しとしとと降っています。

|

« 不思議・不思議 | トップページ | 梅雨晴れ »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 蝸牛(かたつむり):

« 不思議・不思議 | トップページ | 梅雨晴れ »