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秋の日に

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 はっとして振りかえると、あの日輝いていた夏が、まるでからくり時計の窓から、ほんのちょっとだけ顔をだすように、秋をみて、すぐに引っこみました。いまは秋。冬はまだ、あのはるか山の向こうに。さす日に、傾いた山峡に彩づく草々が光っています。
 すすきは、さわさわと薄められた青を掃き、ドングリは枯葉のうえで大あくび。ほうきのきのこは魔法をとなえ、真っ赤な木の実は梢にぱらぱらと唱う。
 秋はいまそこに。秋はいまここに。

                
07/10/16(火).網張
                    母と弟とともに


                    

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